千鳥屋 大阪総本店 「みたらし小餅」

堺のけし餅に比べると、庶民的な「みたらし小餅」。これがしかし侮れない実力派の和菓子なんです。
長崎に伝わった南蛮菓子の製法を学んで寛永7年(1630)に創業した老舗和菓子屋です。「千鳥饅頭」の発祥のお店として知られていますが、昭和48年に大阪に進出して、その大阪総本店で販売しているのが「みたらし小餅」(1箱12個入 税込650円)。「みたらし団子」といえば、串刺しになった丸餅に、甘だれがかかっているものが一般的ですが、千鳥屋のみたらし小餅は「丸餅の中に甘だれが入っている」という、常識を覆すコペルニクス的転換のみたらし団子です。

はじめて食べたときは「これを思いついた人は賢い!」とほとほと感心しました。大阪の和菓子の進化系を体感してみてください。
ひとくちサイズでほおばると、プチッとお餅がはじけて、甘口醤油のたれがとろーりと口の中に広がります。甘だれが餅の外にかかっているのと、餅の中に入っているだけの違いなのですが、いままでのみたらしとは全く違う風味で、ガイドもはじめて食べたときは、これだけテイストが変わりますか?と唸りました。また従来のみたらし団子のように、甘だれがこぼれて手が汚れたり、服を汚すといったこともありません。まさにアイデア商品で、実際に実用新案出願中とか。現実的かつ合理主義の大阪人らしい和菓子としてオススメです。

※購入場所
JR新大阪駅構内3階(※改札の外) 「おみやげ楽市」