大阪城の新しい観光名物!
「21世紀のサムライ 大阪城甲冑隊」インタビュー!(前半)
大阪城公園の林の中を行く甲冑隊。なにも知らない人は「映画かテレビのロケでもやっているのか?」と錯覚しそうです。 |
今回、快くインタビューにお答えくださった河井計実隊長。言葉は熱いのですが、どこまでも優しく、紳士な語り口がとても印象的でした。まさに「21世紀のサムライ」です! |
じつは最初から甲冑隊を作ろうとした訳ではないんです。ぼくは本職は教育関係の仕事をしているのですが、「ものづくり」が好きでして。紙や木などで工作するのが得意なので、子供たちのために工作体験を始めてみようかと……それで「紙で作る甲冑教室」を始めたんです。
ガイド:
え!?では、この甲冑は紙でできてるんですか?
河井さん:
そうです。それで紙の甲冑を作って「大阪城こども甲冑隊」なんてのをやっていると、お父さんやお母さんも「ぜひ自分たちも作りたい!」と要望が出てきまして。参加者の年齢層が広がったので、それで「大阪城こども甲冑隊」から自然と「大阪城甲冑隊」に変わったんです。
ガイド:
この甲冑は制作期間としてはどれぐらいで出来るものなんですか?
ほら貝です。出陣(清掃開始)の合図として使用しているとか。 |
大体、100時間ぐらいかけて作ります。いろいろと創意工夫をこらしているので100時間程度で作れますが、これだけのクオリティの甲冑はなかなか作れないですよ。
ガイド:
ものすごく手がこんでますよね。ホンモノの甲冑のように見えますから。大人でも「作ってみたい!」と思うのも頷けます。
河井さん:
また機会があれば工作教室を開催する予定なんで、公式サイトなどで情報をチェックしてください。そういう経緯で甲冑隊が出来たんですが、せっかくチームが出来たのだから、なにか社会的な活動をしようと。それで大阪城でゴミ広いを始めたわけです。
「刀だ」と思っていたら、よく見ると実は「金バサミ」……これで大阪城のゴミを拾います。「浄化の剣」と呼ばれているとか。かっこよすぎます! |
「写真攻め」される甲冑隊です。アジア女性の観光客にも大モテで、思わずガイドも甲冑隊に入ろうかと思いました。 |
そういうことです。いざ大阪城でゴミ広いを始めたら、これが絵になって面白い!というので、マスコミなどにも取り上げられるようになって、いまでは大阪城の新しい観光名物のようになってしまいました。とくに海外の観光客には大人気ですね。
ガイド:
まさに「写真攻め」ですね(笑) では、どうして赤い甲冑を着ているんですか?