JR難波駅すぐ。湊町リバープレイス(湊町船着場)から出発!

道頓堀川水門です。水を噴出しながらゲートが水面下へ潜っていきます。乗船が夕方4時便だったので、夕陽に照らされた岩松橋が現れて感動的な光景でした。
なにわ探検クルーズの出発地点はOCAT(JRなんば駅すぐ)に隣接する湊町リバープレイスの北側・湊町船着場です。この湊町船着場は大阪ミナミの東西を横切る道頓堀川に隣接していて、ガイドが赴いた頃はすでに水上クルーズがスタンバイ。事前に予約購入していたチケットを係員に見せて、船の中へと乗り込みます。

湊町船着場のある湊町リバープレイスです。JRなんば駅、OCAT(複合ショッピングモール)隣接でアクセスもすこぶる良好。
ちなみに水上クルーズの船名はキングリバー号という最新鋭の旅客船で、天窓が開閉式になっていて、ここから顔を出して大阪の名所を鑑賞するというシステムです。

乗客全員が乗り込むとさっそくクルーズが出発進行。まずは道頓堀川から西に進みますが、ほどなくして見えてきたのが道頓堀川水門。

道頓堀川水門です。台風などで大阪湾からの高潮の危険もあるので大阪市内の浸水に備えるという防災効果もあります。
じつは道頓堀川というのは東に東横堀川水門、西に道頓堀川水門を設置して、大雨や天候次第で水門を開閉して水量を調整しています。USJでいえばさながら入場ゲートのようなものですが、ここでは道頓堀川水門の開閉という実に珍しいショー(?)を堪能。

木津川から眺める大阪ドーム。大阪ガスの創業地としても知られ、ドームシティガスビルなどもあります。
道頓堀川水門を無事に通り抜けるとクルーズは進路を北へと方向転換。大阪市内を南北に流れる木津川に入りますが、ここで木津川の西側方面にいきなり現れるのが大阪ドーム(京セラドーム大阪)。元は近鉄バッファローズで現在はオリックス・バッファローズのホーム球場ですが、でっかいたこ焼きのようなフォルムをしているのでひと目でそれと分かります。

対岸を見ていても気づきませんが橋を見ると瞬時に視界から去っていき、クルーズの猛スピードに気づきます。
この木津川界隈では宮本輝氏のデビュー小説で、小栗康平氏が映画化した「泥の河」の舞台となった昭和橋が架かっているのですが、それらを横目にしながら、けっこうなスピードで水上クルーズは進んでいきます。

木津川を北まで進むと、クルーズはこれまた方向転換。今度は堂島川に入って東へと進んでいきます。

モダンでレトロな大阪の象徴・中之島を周遊!

中之島公会堂。両替商の岩本栄之助氏が「大阪庶民のために」と100万円(現在の資産価値では約70億円)を寄付して建設されました。大阪商人の気概を示すようなモニュメントです。
この堂島川の北側は、大阪キタの梅田界隈へと繋がっているのですが、南側にあるのが中之島地区。大阪市役所や中之島図書館(国指定重要文化財)、リーガロイヤルホテル、フェスティバルホール、大阪府立国際会議場、大阪市立東洋陶磁美術館などが集積する大阪の国際文化交流ゾーンです。フランス・パリ市でいえばセーヌ川に浮かぶシテ島にも似ていて、冬のOSAKA光のルネサンスやGWの中之島まつりのメイン舞台としても知られています。

【関連リンク】
nakanoshima-style.com(中之島まちみらい協議会)
光のルネサンスで輝く大阪・中之島を散策

大阪中之島合同庁舎(右)です。元は阪大病院があったところで、山崎豊子氏の傑作「白い巨塔」の浪速大学病院のモデルです。
この堂島川界隈での鑑賞スポットは、戦前にアメリカを抜いて世界最大の綿業大国となって、東洋のマンチェスターと謳われた大阪の時代を彷彿とさせる、素晴らしい明治、大正、昭和初期の近代遺産の建築物の数々でしょう。ダイビルの愛称で知られる大正ネオロマネスクの傑作・大阪ビルヂング(通称・ダイビル)や、中之島の象徴ともいうべき中央公会堂(国指定重要文化財)などはまさに必見。

大正15年(1926年)竣工のダイビル。歴史的価値の高い名建築ですが数年後に解体、高層ビル建て替えが予定されています。
こうした近代建築物というと関西では兵庫県・神戸旧居留地などが有名ですが、大阪・中之島も決して負けておりません。梅田でも道頓堀でもない、知る人ぞ知るモダン大阪の美しい眺望を、水上クルーズから存分に味わってください。

さて、堂島川を東に進むと水上クルーズは今度は大川へとたどり着きます。次ページでご紹介しましょう。