褒め上手で夫婦円満
旦那様の得意なことを見つけて、具体的に褒めるのがコツ
前述のgooランキング「夫がしてくれるとうれしいこと」「妻がしてくれるとうれしいこと」では、どちらも6位に、「褒めてくれる」がランクインしていますし、NIKKEI プラス1の方でも「夫に言われてうれしかった一言」1位が「おいしいね」2位が「家のごはんが一番おいしい」「妻に言われてうれしかった一言」の4位が「さすが!」です。
やはり、年齢を問わず、褒められるのはうれしいもの。しかし、言い方しだいでは空々しく聞こえたり、わざとらしく思われたり、時には嫌味や皮肉と受け取られかねないのも褒め言葉の特徴。相手の心に心地よく響かせるためには言い方にもコツがあります。
まずは、感謝と同じく、タイミングを逃さず褒めること。
例えばお風呂掃除を旦那様に頼んだ場合、「終わったよ~」というタイミングでお風呂場を見に行ったら、まずは
「わ、さすが!ピカピカ!」
と間髪いれずに褒めましょう。
もちろん、洗い残しがあったり、仕上がりに不満がある場合もあるかもしれません。
でもまずは相手が「終わった!」と達成感に浸っているうちに褒めてあげましょう。
そして汚れが落ちていないところがあればあとからさりげなく指摘するのが賢い方法。
「さすがに男性だと力が強いから、私が落とせなかったところもきれいになってるわ。・・・あー、でもここは男性の力でも落ちないのね。洗剤を変えてみようかしら」
などと持っていけば
「いや、じゃあもう一度洗ってみるよ」
と旦那様も素直にやり直しに応じてくれるかもしれません。しかしこれが、
「あ、ここは汚れ落ちないままなの?やっぱり男性の力でもダメか~。でもほかはピカピカになったわね」
と先に汚れが残っている点を指摘されると、ダメな点がクローズアップされ、そのあとのピカピカになったという褒め言葉が相手に届かなくなってしまいます。
妻は「褒めている」と思っていても夫は「褒められたことはない」と感じてしまうというギャップは、このあたりから来てしまうのではないでしょうか。
そしてタイミングと同じぐらい大切なのは添える言葉。
「上手ねぇ」
「すごいわね」
という一般的な言葉だけでは相手の印象に残りません、大事なことは具体的なポイントをさがして、そこを褒めること。
たとえば
「あなたって靴を磨くのが上手よね」
のように、具体的な内容を添えましょう。
そのポイントが旦那様自身でも密かに自信がある点だったり、逆に旦那様自身が気づいていなかった点であれば、余計にうれしいもの。もしピンポイントで褒める点が見つからなければ、
「センスがいいじゃない!」
「気が利くのねぇ」
「さすがねぇ」
と単なる「すごい」とはちょっと切り口を変えて褒めるのも効果的です。
また、男性は女性よりも勝ち負けにこだわる習性があるので
「それを使って磨くっていうのは、私も気づかなかったわ。」
と「私が負けた=あなたが勝った」という褒め方も、男性が喜ぶ褒め方ですので、覚えておくと便利です。
では次に3番目のキーワード「認める」を見てみましょう。