携帯電話盗み見の理由に、男女差あり
また、2007年12月にネットエイジアがおこなった調査では、回答者は15歳から39歳までの男女各200人の計400人。こちらは比較的若い層を対象とした調査といえるでしょう。
「女性が相手の携帯電話を盗み見る理由ナンバーワンは、隠し事チェック」 |
恋人の携帯電話(送受信メールや撮影画像、発着信履歴等)を、「こっそり携帯電話を操作して、無断で見たことがあるか」との質問に対し、現在も過去も恋人がいない人の回答を除くと、「YES」は男性が21%、女性が39.8%。この調査でも女性のほうの盗み見率が高くなっています。
年代別に見ると、男性では若者ほど「恋人のケータイを見た経験」が高めで、女性は年代が上がるほど高くなる傾向が見られました。
また、実際に盗み見した内容のトップは、こちらでも男女ともに「受信メール」で、女性では91.4%、男性で75.7%にのぼっています。2番目が女性では「発信履歴」で81.4%、男性では「送信メール」が73%。3位は女性では、「送信メール」78.6%、男性では、「受信履歴」48.7%、となっています。
また、携帯電話を無断で見た理由を複数回答形式で聞いたところ、男性では「興味本位で」との理由がトップで59.5%。次いで「隠し事がないかをチェックするため」と「浮気をしていないか探るため」が24.3%で並んでいます。
どちらかというと、相手を疑ってチェックするというより、相手の秘密や自分に見えない部分を覗き見したいという感覚で行っているようです。
一方女性では「隠し事がないかをチェックするため」が最も多く48.6%。次いで「興味本位で」が44.3%、「浮気をしていないか探るため」が37.1%となっています。
複数回答ではありますが1位と3位をあわせると80%超が「相手の隠し事や浮気のチェック」が盗み見の理由となっており、女性にとっては携帯がパートナーの様子を探る重要な情報源となっているようです。
なお、恋人の携帯電話を無断で見た経験がない人に、「見たいと思ったことがあるかどうか」を聞いたところ、男性の46%、女性の32.1%が「見たいと思ったことはあるが、思いとどまった」と回答しています。
また「まったく興味がないので、見たいと思ったことはない」と答えたのは男性で28.1%、女性で27.4%。また「相手を裏切ることになるので、見たいと思ったことはない」という回答は男性で22.3%、女性で28.3%。実際に盗み見をしたことのない人でも「見たい」という誘惑に駆られたことがあることが、少なからずいることもわかりました。
このように、かなり日常化しているともいえる携帯電話の盗み見。これは果たして違法なのでしょうか?
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