事例2:話題が乏しく、一緒にいても会話がない夫婦
こちらは先の事例1よりもやや深刻なパターン。夫婦が家の中に一緒にいても別々の部屋にこもっていたり、同じ部屋にいても、それぞれ別々のことをして自分の世界を作っていたりする独立性の高いカップルの例です。
相手に合わせて夫婦一緒に何かをするよりも、自分のやりたいことを優先させるという、どちらかというとイマドキの若年層に多い夫婦関係のあり方かもしれません。
「海外旅行は夫婦の会話を増やす特効薬」 |
このタイプの夫婦への処方箋はずばり、「話題を積極的に作ること」です。
そのためには、まずは夫婦一緒に何かをすることから始めてみてはいかがでしょう。
インドア派なら、同じ本を読んだり、TVを見たりして感想を話し合ってみる。
アウトドア派なら、一緒に近くの公園までお散歩に行ったり、買い物に行ったり。といった、無理なくできることからで結構です。
ポイントは「どちらかが自分のしたいことをやめて、相手のやっていることに参加する」のでなく、「ふたりとも、自分のしていたことをやめて、全く新しい行為を一緒に始める」ということ。こうすることで、「自分だけが譲歩した」というような不公平感がなくなり、また新しいアクションを同時におこすので、お互いが作っていた殻を壊しやすくなります。
しかし、もしパートナーが、自分のスタイルを崩すことに抵抗感が大きく、日常生活の中でふたりが一緒に何かを始めることが難しいようであれば、旅行に出かけてみることをおすすめします。知っているところよりも、未知のところ。国内よりも海外のように、非日常度が高く、二人が自然と協力して、一緒に物事をせざるを得ないようなところなら、一気に夫婦の会話が増え、ふたりの歩調があうようになりますよ。
→次のページは「これにあてはまるなら危険!」重症な会話レス夫婦の例をご紹介