秘策その2:家事を頼みやすい家の中にする
「家事を頼みやすい家」とはどんな家なのでしょうか?それはずばり、「説明がついている」家です。たとえば、だんな様の実家に訪問して、そこで台所に立つ場面を思い出してください。砂糖を使おうと思ってもどこにあるのかわからない。
数分かけてあちこちの戸棚をあけて、やっと発見。
「家の中の物が自分以外にわからない状態では、だんな様だって家事ができません」 |
次に小麦粉を使いたいけど、同じような白い粉が数種類。調味料ケースには何も書いてない。これではどれが小麦粉なのか、片栗粉なのかわかりません。
また、鍋は見つかったけれどお玉はどこ・・・?などなど、普段使い慣れていない台所での作業は、本当に大変ですよね。
だんな様にとっては、自分の家の台所もこんな状態なのです。
「目玉焼きもさっさとできないの!?」と文句を言われても、フライパンやフライ返しはどこ?サラダ油はどれ?タマゴはどれから使った方がいいの?という状況では仕方ありません。
このように、自分の家の中が妻にしかわからない状態になっていないか、まずはご自身の目でチェックしてみましょう。
自分以外の誰かに作業を頼みたいなら、家の中のものに「説明」をつける必要があります。この戸棚にはフライパンと鍋。
このビンに入っているのは砂糖、この引き出しは子どもの下着、のようにラベルをつけるなど、誰が見てもわかるように表示しておきましょう。
だんな様に何か頼んでも、ひとつひとつ「おーい、○○はどこだぁ?」と聞かれ、「もう!いちいちうるさいわね!じゃあ自分でやるからいいわよ!」となっているご家庭は、家の中が主婦の皆様のひとりよがりになっている証拠。「説明不足」を解消し、家族が家事に参加しやすい家をつくりましょう。
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