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広末、ゴクミ、うのに見る結婚の新トレンド

今や結婚のスタイルも「別居婚」「事実婚」「契約婚」「同性婚」などさまざま。自分達にあったスタイルを貫く夫婦になるか?既存の結婚スタイルでとりあえずやってみるか?考える余地ありです。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

広末、ゴクミ、うのに見る結婚の新トレンド
「気になる別居婚、事実婚、契約婚!?」

春です。恋の季節です。

「結婚してからもだんな様に恋をしましょう」と提案し続けています。今回は、既婚未婚問わず、『結婚という愛のカタチ』について考えてみましょう。
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「自分達にあった結婚スタイルを賢く選ぶ」


2005年の総務省「国勢調査」によると未婚率は30~34歳の男性で47.1%、同じく女性でも32.0%。1970年の調査では30代の男性・女性ともに9割が結婚していたことを考えると、これは大きな差。その原因はライフスタイルの多様化とともに、結婚スタイルの多様化にもあるのではないでしょうか。昔と違い、今や結婚のスタイルも「別居婚」「事実婚」「契約婚」「同性婚」などさまざま。子どものあるなしにかかわらず、自分達にあったスタイルを貫く夫婦も増えてきました。そこで様々な結婚スタイルとその愛の形を調べてみました。


イマドキの芸能人の結婚スタイル?~別居婚

さて、質問です。「広末涼子・諏訪内晶子・瀬戸カトリーヌ・新庄剛志に共通する項目は何でしょう?」答えは別居婚をしているといわれている有名人。一般の方でも、特にEWと呼ばれる、バリバリ働いてガッツリ稼ぐエグゼクティブウーマンに最近増えてきた結婚スタイルです。「別居婚」とは、仕事などの都合で同居家庭から夫や妻が単身赴任をして別居状態になったのではなく、最初から同居の期間を設けず、住居を別にしたままで結婚するスタイルのことを指します。婚姻届の記入欄に「同居を始めたとき」という項目があるように、かつては結婚=同居でした。
しかし別居婚の場合は、週に何回かお互いの家を行き来するようなスタイル。オールアバウト離婚ガイドの岡野さんが「平日は私の時間、週末は二人の時間を!「週末婚」、してみる?」の中で書いていらっしゃるように、別居婚にはお互いのライフスタイルを崩さず、新鮮な気持ちでいられるメリットがあります。一方デメリットとしては常に相手よりも自分の都合、自分のスタイルが優先になってしまいがちだということ。
結婚とは相手の価値観を理解し、受け入れ、夫婦共通の新しい価値観を作り上げていく作業。はじめのうちは折り合わなかった部分も、いっしょに過ごす時間が増え、スキンシップが増えることで、相手を理解しやすくなり、愛情が深まるという点も事実です。別居のラクさに甘えず、相手への思いやりを持ち続けることが、別居婚成功の秘訣でしょう。


アレジとゴクミの場合~事実婚

逆に「一緒に住む」ということに主眼が置かれている結婚スタイルが「事実婚」。「同棲」と似ていますが、「同棲」が主に結婚前の同居状態を指すのに対し、「事実婚」は社会的に夫婦と認知されている未入籍カップルを指します。有名なところでは元F1ドライバーのジャン・アレジさんと後藤久美子さんのカップル。
ヨーロッパでは非嫡出子であっても法的には嫡出子とほぼ同じ権利を享受できることもあり、日本に比べると入籍しない事実婚が多く見られます。現在の日本の法律では入籍をすると夫婦どちらかの姓に統一しなければなりませんので、非嫡出子の問題さえ改善されれば、夫婦別姓を志向するカップルの事実婚が今後日本でも増えていくかもしれません。

→次ページでは、神田うのスタイル契約婚を考えてみます。
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