AERA COUPLESで読み解く結婚とSEX その2
前回に引き続き、AERAの結婚特集を参考に、「結婚観」「男と女」「セックス」について書き進めてゆきます。■AERAで記事を書いている白河桃子さんに逆取材!
白河さんは、AERA COUPLESで桐野夏生先生と重松清先生の巻頭対談を担当されました。
「いまそこにある危機・ニッポンの男と女」について語る大物先生方のご意見について、白河さんはどう感じ取られたか、インタビューしました。
ガイド(二松):
「おふたりの対談に同席されて、ズバリ、白河さんの結婚観をお聞かせください。」
白河:
「重松さんがおっしゃっていたのですが、『男は自分の父親の時代と全く変わっていないばかりか、ロールモデルを失った今、父親の世代へ回帰している』それとは反対に女性の意識は急速に変わっています。家族、子供も欲しいけれど、個としての自分がもっとも大切という風に。父親母親世代の「妻だから母だからこうあるべき」という妻像はすでに対極のものとなっています。子どもが欲しい保守的な男性と、子供よりもまずパートナーと自分の関係を重視する女性。男女とも結婚したくても、なかなかマッチしない一因です。」
ガイド(二松):
「桐野先生の、『日本はカップル文化じゃなくて家文化だから駄目』という発言については白河さんのご意見はいかがですか?」
「アエラ夫婦特集をぜひ読んでみてください」 |
白河:
「AERAでフランスの夫婦事情が書いてありますが、日本はフランスのように個人対個人の夫婦ではないと思います。子どもをはさんでの夫婦、家族としての夫婦です。私の友人たちに、『子どもとだんなさん、どちらが大切?』と尋ねると、みんな『子ども!』って言います。夫婦の会話も、『子どもが不良になったらどうしよう』とか『子どもをニートにしないように』とか家族としての会話が中心になっています。」
「私の見解は『日本の夫婦たちは家族のメンテナンスはしていても、夫婦のメンテナンスはしていない!』これにつきます。