夫婦関係/夫婦関係関連情報

相手に文句を言いたくなる・・それが結婚生活 文句は言わない。自分のために。(4ページ目)

夫婦喧嘩は避けては通れぬ夫婦のマイナーイベント。喧嘩を事前予防する方法を、精神科医最上悠先生のアドバイスをまじえてわかりやすくお伝えします。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

まずは、もっている不満が本当に伝えるべきことなのか、それはある程度がまんできるはずのものなのかを見極めることが必要になると思います。
どうしても相手にむっとされるようなことでも、確認しなければ夫婦の信頼関係が破綻するようなことはしっかりと伝え合って確認すべきでしょうし、それでのらりくらり相手に誠意がないようであれば、少し強い態度に出ることも大切だとも思います。
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しかし、往々にして大事なことをただ泣き寝入りしていると、それが本来なら許容できるはずの日々の小さなことにまで波及して、何かと顔を見ているだけで不満ばかり・・
というような余計なひずみが生まれ、結果的に枝葉ばかりでけんか・・
ということは気をつけた方がいいかもしれませんね。
これが続くと、心や体の病気の原因にもなるますし、いつか爆発して関係性に取り返しがつかなくなる芽でもあるといわれます。

また、本当に夫に言わなければならないことなのかということも一度、検討することは重要ですよね。
たとえば、他の夫婦ではどうかと、やはりお友達とか知人の話、友人の夫などに話を聞いてみて、情報収集や吟味することは鉄則でしょう。

案外、自分に相談相手がいなくて外との関係が絶たれていたり、自己実現できずに不満をためているのを、すべて夫に責任転換して結び付けているようなこともしばしば認めますから、そういうのは、夫に言う前に他の人にも相談できるといいですよね。
不必要にまわりくどく伝えておいて、「どうしてわからないのよ?」とか、「夫なら察するべき・・・」といったようなひとりよがりなコミュニケーションは自分自身を追い詰めますので、そういった過度の期待をしすぎてないかもチェックポイントかも。

多くの場合は、互いの考えていること、相手に期待していることのずれの積み重ねであることが多いと思いますので、原則は、細かいところまで言葉でしっかりと確認できる関係を、困ってから急にではなく、ふだんから意識して話し合えるかが大事だと思います。
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