最上先生談 その二
まず、人間関係というのは、その関係の深さによって、コミュニケーションに濃淡があるのが健全な関係性だと言われます。
仕事の関係、恋人関係、友人関係、家族関係では、当然、その質に違いがあるべきで・・・。
浅い関係であれば、そこまで深いコミュニケーションは不要でしょうし(いやなことはがまんしても友達、恋人程度ならがまん可能)、夫婦のような深い関係は簡単には
切れないので、逆にしっかりと大事な問題はひとつづつ確認するべきで避けてばかりだと関係性そのものも破綻します。
一般に八方美人ほど、意外に自分の利害がもろに関わるような本音の深いコミュニケーションはすぐ感情的になったりなど苦手な人が多かったりします。
逆に、愛想の悪い人でも、身近になってみると実はとってもやさしいくていい人だったりすることに気づいたなんて経験あるかもしれません。
さて、本題ですが、やはりいくつかのパターンに分類されるでしょう。
基本的に夫がある程度誠意のある人(暴力をふるわない、逆切れをすぐにしない)について、説明します。
すべて泣き寝入りだけでは、不満が蓄積していったり、かえって他の小さなことまで波及して夫の言うことなすことすべてむかつくということになりかねないかもしれませんので・・・
伝えるべきこと、確認すべきことはすべきだし、言わなくてもいいことはお互いがまんすべきこともあるのが(健全なあきらめ)当たり前ですが、他の人間関係と同様、夫婦関係の原則だとも思います。意外に、このバランスが崩れていることが少なくないかもしれません。