魅力向上コンサルタント斎藤翔氏に聞いてみる
★絶対的評価で色っぽく慰める男性はプライドの生き物です。仕事でもプライベートでも、プライドを傷つけられるような出来事があると、程度の差はあれ落ち込みます。
そんなとき、妻は〈絶対的評価で色っぽく慰める〉のが効果的です。
〈絶対的〉に対する言葉は〈相対的〉ですね。相対的というのは、他と比較するということです。買い物の時、「この大根よりこっちの大根のほうが良さそうだけど、ちょっと高めかな。今日はこっちにしておこうかな。でも……」という具合に、それぞれの長所や短所を比較して評価しますね。でも、落ち込んだ夫を慰めるときには、冷静に相対的評価をしてもダメなんです。
同期に先に昇進されてがっくり落ち込んでいる夫に、「でも将棋ならあなた
のほうが強いでしょ。自信を持って!」といっても、夫には「仕事はあなた
のほうがダメだけど」と聞こえてしまうのです。
男が仕事でも趣味でも――子どもの運動会のかけっこでも――必要以上にがんばりすぎてしまうのは、もとはといえば「好きな女にいいところを見せたい」という本能のせいです。ですから、同期のほうが仕事で高く評価されると、「あいつのほうが男として優秀なんだ。あいつのほうがモテるんだ」と心の深層で思ってしまうのです。