ロングステイ/アジアでロングステイ

タイで介護士つきの悠々ロングステイ!(5ページ目)

微笑みの国・タイ王国で、ケア・マネージャーつきの長期滞在施設を運営する日本企業にフォーカス。ホスピタリティの高い民族性で知られるタイのひとたちが、介護技術と日本様式を身につけ生活ケアにあたります。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

滞在期間が延長される特典つきカードも

リエイ・インターナショナル事業部
TLM社にも出資しているリエイ。インターナショナル事業部には日泰の国旗が飾られていた
タイ政府観光庁 TATが主導して設立されたタイ・ロングステイ・マネジメント・コーポレーションTLM社 は、TAT30%、タイ国内企業45%、海外企業25%出資の、長期滞在者受入れのための国家機能です。
前述の(株)リエイは、TLM社とシニアケアサービス事業運営で提携をしていることでも知られています。

このTLM社がこのたび、空港送迎や24時間対応コールセンターの設置、入国審査のスルーパスなど、各種特典を用意したTLMカードという特典カード制度を、近く導入すると発表。今年3月、日本から視察団を招き、その取り組みについての意見交換会が開かれました。
TLMカードの販売価格帯は、100~1,800米ドルとたいへんリーズナブル。価格別に特典の内容も異なり、グレードも4つに大別されています。従来のロングステイ・ビザに比べ、発給まで時間がかからないのが魅力と当局関係者は語り、今後の発行が待たれます。

とはいうものの、関係者筋によると、現在ではまだ構想の段階ともいわれており、くだんの視察団からは具体的、前進的な視察報告が表に出ていないのが現状。
すでに頒布されているエリート・カードも同様に、タクシン政権下の産物として政情を見守る動きもあり、取得のタイミングやバリューそのものを懸案する必要がありそうです。



すでに他界した実母の介護は、いま思いおこしても切ないものでした。ほんの少しの勇気で、夢が叶えられるのであれば、タイでの老親介護に夢を託すのも、人生の選択肢のひとつかもしれません。

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