ロングステイ/アジアでロングステイ

桃源郷プーリー[埔里]でロングステイPart1(2ページ目)

プーリー[埔里]という街をご存知ですか?台湾中心部ちょうどヘソのあたりに位置する、人口わずか9万人足らずの風光明媚な小さな街がロングステイの新たな好適地として注目されています。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ノスタルジックなふる里の香り

馬鎮長
4Wという埔里の馬市長(右)もやっぱり美人!ガイド千葉もチャイナドレスで会見に臨みました
プーリー[埔里]には、かつて日本が統治した時代、たくさんの日本人が生活を営んでいました。街には鎮守(神社)があり、日本人学校もあったといいます。紹興酒の専売工場や精糖工場で働く日本人の姿がおさめられた白黒写真が、往時の活気を物語っています。

一瞬、ひと昔まえの日本にタイムスリップしたかのように思われるプーリー[埔里]の街並みには、旧きよき時代に想いを馳せ、郷愁を感じるひとが多いようです。

そうした土壌から、プーリー[埔里]市では一昨年来、日本人ロングステイヤーの受け入れに本格的に取り組みはじめ、体制づくりが、現在急ピッチで行われています。
今回二期目の当選を果たした、埔里市の馬文君市長みずからが、プーリー[埔里]を、日本人リタイアリーの第二のふる里として、安心して過ごせるよう、その陣頭指揮をとっています。

日本ロングステイ支援の会

日本ロングステイ支援の会
言葉の支援ボランティアのみなさんは、流暢な日本語を喋る、品のよいひとばかりだ(埔里市役所の前で)
台湾では、日本語教育を受けた世代がすでに老齢化し、若い世代はもっぱら北京語や英語を操るひとが増えています。

そこで、プーリー[埔里]では、言葉のボランティアをする日本ロングステイ支援の会を発足。日本への留学経験者や教師などで構成されるボランティアのひとたちが、日本人が長期滞在するさいのお世話にあたるというもので、約70名近いひとがプーリー[埔里]市役所に登録をしています。

言葉の問題だけでなく、緊急連絡体制も整備されています。
ボランティアのみなさんは、市の職員が組織を司っているため、万一の急病や事故に備え、緊急連絡網をしき、すばやく対応できる環境づくりを行っています。

こうした取り組みは、日本の国交省にあたる国家機関・台湾交通部観光局の指導のもと行われていますから、地の利がない日本人でも安心してロングステイに臨むことができるでしょう。


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桃源郷プーリー[埔里]でロングステイ Part2
桃源郷プーリー[埔里]でロングステイ Part3


今回の取材では、プーリー[埔里]でロングステイをするさいの、具体的情報を数多く集めることができました。
Part2では、暮らすうえで重要な、滞在施設や生活物価、医療施設について特集をします。
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