問題の検証をしてみよう
チェックシートは大きく4つの問題に分けられます。それぞれに分けて問題の検証をしていきましょう。
■データの管理
・データのバックアップは必ず取っている
・データ保存の場所は決まった場所にしてある
・データの整理はしたことがない
それぞれ、ハードディスクの故障などからデータを守れることができるかの確認になります。まず、データのバックアップは必須です。また、データを整理できていなければ誤って削除してしまう危険性もあります。
フォルダ整理は必須作業です |
■古さからくる問題
・OSがWindowsMe,98,95、もしくはそれ以前の物である
・パソコンを購入して5年以上が経過している
OSがWindowsMe,98,95、もしくはそれ以前の物である場合、WindowsUpDateが終わっているのでOSの問題について解消されることがありません。ウィルス対策ソフトがこれらの古いOSに対応していても、OSの問題が解消されていなければウィルスの侵入を完全に防ぐことは出来ません。
また、機械的な故障の発生も考えられます。WindowsXPが発売されて既に5年が過ぎようとしていますが、その前に発売された物についてはそろそろ故障が発生してもおかしくない時期に差し掛かるはずです。
Windows95のような古いOSは使わないほうが無難です |
■物理的紛失の問題
・パソコンを持ち歩く事がある
・データの入っている外付けHDD等を持ち歩く事がある
仕事でパソコンを使う方は持ち運びをすることもあるでしょう。また、持ち運び用のハードディスクにデータを入れて持ち歩く方もいると思います。これらについては常に盗難や紛失の危険性がつきまといます。一度手を離れてしまったデータは、どのように流出してしまうか全くコントロールできないため非常に危険なのです。
外付ハードディスクもノートパソコンも盗まれた場合を考えて備えをしておく必要がある |
■ウィルスの問題
・ウィルスに感染した事がある
・パソコンはつけっぱなしだ
・Winny等のファイル交換ソフトを使用している
ウィルスによるデータ破壊や流出は、このはじめてのパソコンでも何度か取り上げている危険な問題です。特にマルウェアというデータを盗み出すウィルスは悪質な物になると完全な駆除が難しいため、再インストールが必要になることすらあります。そしてパソコンをつけっぱなしにしているとウィルスが活動していても気づきにくく、ファイル交換ソフトではウィルスを仕込まれたファイルを受け取ってしまう可能性があります。
いくらウィルス対策をしても、進入に無防備ならば意味がない |
これらの問題も、きちんと対処をすればデータを守ることはそれほど難しくはありません。
では、その対処方法を確認してみましょう