USB接続時の注意
先にも紹介しましたが、USBはUSBハブと呼ばれる分配器を使うことにより、最大127個まで同時接続が可能になっています。
USBハブ |
しかし、接続数を増やすと転送速度が遅くなるので、ハードディスクなどの外部記憶装置を接続する際には、接続数に注意してください。
また、USBから電力を供給される機器を多く接続する際にも注意が必要です。たとえばキーボードやマウスなどは消費電力は非常に少ないので問題になりませんが、ハードディスクやDVDドライブなどは電力を多く消費します。USBから電力を取ることができるものもありますが、これらについては可能ならば外部電源を使うことをお勧めします。
外付ハードディスクにはこのようにAC電源がついているタイプのものがある |
そしてUSBはパソコンに対して、データ転送時の負荷が多くなっています。パソコンの処理速度があまり高くない方や、動画処理などを行う方はUSB接続のハードディスクは使わないほうが良いでしょう。
どうしても外部記憶装置を使う方は、より負荷の低いIEEE1394接続のものを使うことをお勧めします。このIEEE1394端子については次回のデジタルビデオの記事でも紹介します。
参考資料
■端子の一覧の紹介記事です。USBについても紹介されています。
「これは何の穴? 何をさすところ? PC のインターフェースを知る」
(「デスクトップパソコン」 ガイド:大島 克彦 )
■デジタルカメラをUSB接続する際の規格の説明です。興味のある方はこちらからどうぞ。
「デジタルアイテム用語集 USBマスストレージクラスとは」
(「デジタルカメラ」 ガイド:清水 博之 )