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パソコンの接続端子について知ろう!(3ページ目)

パソコンの側面や背面にずらりと並んだ接続端子。皆さんはこれらの名前や機能をご存知でしょうか?今回は一般的な接続端子について紹介していきます。

内川 功一朗

執筆者:内川 功一朗

パソコンガイド

プリンタ/スキャナ/デジタルカメラをつなごう


プリンタやスキャナ、デジタルカメラなどは、多くの場合、キーボードの項目で紹介したUSB端子で接続できます。USB端子は汎用端子と書きましたが、もともとUSB端子の規格はパソコンの接続をこれに統一することでシンプルにすることを目的につくられた規格なので、ほとんどの周辺機器はUSBでつなぐことができるようになっています。

USBについては「USBでなんでもつないでみよう」で詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてください。

デジタルビデオをつなごう


IEEE1394端子(4ピン)
IEEE1394端子(4ピン)
デジタルビデオをお持ちの方は、右にあるような端子を見たことがないでしょうか。
これはDV端子(デジタルビデオ端子)やiLink、マックではFirewireなどと呼び方がいろいろあるのですが、正確にはIEEE1394端子と呼ばれています。この端子でデジタルビデオをパソコンに接続すると、パソコンがデジタルビデオ用のソフトを自動的に立ち上げてくれます。この端子には2種類の大きさがあり、小さい方を4ピン、大きいほうを6ピンと呼んでいます。DV端子はこのIEEE1394端子の4ピンに準拠した規格です。


IEEE1394端子(6ピン)
IEEE1394端子(6ピン)
右の画像が6ピンの受け側の端子になります。4ピンの端子はデータの転送のみを行いますが、6ピンは電源を供給できるので小型の外付けハードディスクなどでコンセントに挿す必要が無く、ケーブルがすっきりされた状態で使うことができます。もともとIEEE1394規格は大量のデータを高速に転送するための規格として制定された端子でしたが、USB規格が2.0になり高速データ転送ができるようになったため、あまり使われなくなりました。

デジタルビデオもUSB端子で接続できるものがありますが、その場合にはドライバのインストールなどが必要になることがあるので、IEEE1394端子で接続したほうがより手軽に接続できます。また、IEEE1394端子はUSB端子よりもパソコンに負荷をかけないので、パソコンの速度にやや不満がある方で外付けのハードディスクやDVDドライブを使う方はIEEE1394端子でつないだほうがより快適に使うことができます。

こちらについても、USBと同様後日詳しい紹介記事を書きます。

ADSL/光接続でインターネットにつなごう


Ethernet端子
Ethernet端子
インターネットの接続にADSLや光接続を利用されている人はこの端子に見覚えがあるでしょう。これはEthernet(イーサネット)端子です。通常はこの端子をLAN(ラン)と呼んでいます。本来、LANとは複数のパソコンを接続しているネットワークの事を指しますが、このネットワークの構成にEthernetを利用するので俗称としてLANと呼ばれています。ADSLや光接続でインターネットに接続する際には専用のモデムを利用しますが、このモデムで電話回線や光回線で送られてきたデータをEthernetで通信できるように変換してからパソコンにデータを送信しています。


HUB
HUB
また、複数のパソコンをお持ちの方はこのLAN端子とHUB(ハブ)と呼ばれる機械を使ってパソコン同士をつなげることもできます。この方法については、参考のところに紹介している記事のリンクを張りました。興味のある方はそちらを参考にしてください。


参考資料


■端子の一覧の紹介です

これは何の穴? 何をさすところ? PC のインターフェースを知る
(「デスクトップパソコン」 ガイド:大島 克彦 )

■HUBについて記事の中で紹介されています

はじめてのLAN(3) ケーブル/集線装置/ルータの準備
(「LAN」 ガイド:岡田 庄司)
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