鉄道/おすすめ鉄道旅行

京都・鞍馬の紅葉を電車に乗って楽しもう(2ページ目)

京都市内から鞍馬まで30分ほどの路線の叡山電鉄鞍馬線。この沿線は紅葉の名所で、多くの人が訪れる。「きらら」という観光電車に乗って紅葉を楽しみたい。終点の鞍馬にもお楽しみがあるのでお見逃しなく!

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

京都の街並みを抜けて、郊外へ

宝ヶ池駅
宝ヶ池駅に到着した「きらら」。この駅は八瀬比叡山口方面と鞍馬方面への分岐駅だ。
出町柳を出ると、しばらくは京都の市街地を走る。一乗寺、修学院といった京都らしい名前の駅に停まっていく。アナウンスで詩仙堂、曼殊院、修学院離宮といった名所が案内されると途中下車したくなってくるが、本日の目的地は終点の鞍馬だ。

八瀬比叡山口方面への乗換え駅である宝ヶ池を出ると、家並が減り、次第に郊外の雰囲気になってくる。京都精華大前といった大学名の付いた駅がある。二軒茶屋も京都産業大の最寄り駅だから学生の利用が多そうだが、通学時間をはずれているせいか、乗っているのは高齢者が目立つ。

きららの車窓
車内から紅葉見物できる「きらら」は大人気だ。
二軒茶屋を出ると単線になり、山並が迫ってくる。勾配がきつくなるが、電車は力強く山を上っていく。市原を過ぎると、山の中を走る。このあたりが、「もみじのトンネル」と呼ばれる絶好の紅葉見物の区間だ。車内は騒然としてきた。大人しく座っている人よりは、カメラやビデオ片手に右に左にと動き回る観光客が目立つ。

紅葉の具合は、今ひとつで、1週間くらい後の方が鮮やかなのではと思われた。木々には、クリスマスツリーのように豆電球が電線で繋がれて取り付けられている。夜間にライトアップをする準備であろう。

次のページでは、終点・鞍馬駅の様子を紹介しよう。
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