鞍馬寺のケーブルカーは日本一短い鉄道だ


鞍馬寺のケーブルカー
日本一短い鉄道は鞍馬寺のケーブルカーだった。

鞍馬寺仁王門
鞍馬寺の中へ入ってケーブルカーの駅を探す。
駅前を左右に延びている街道を左へ2~3分歩くと山門がある。鞍馬寺だ。せっかくだから中へ入る。山登りは面倒なので、寺の中にあるケーブルカーに乗ることにした。実は、このケーブルカーは、営業キロが207メートル(Kmではない!)しかない日本で一番短い鉄道だという。しかも経営は鞍馬寺で、我が国唯一の宗教法人運営鉄道という変り種だ。こんなことを知ったら、乗らないで帰るわけにはいかない。

ケーブルカーの切符
ケーブルカーに乗るための寄付をすると「花びら」が貰えるので、これを見せて乗車する。
参道を少しのぼったところに山門駅があるが、お堂みたいな建物の中で、全く駅らしくない。さらに変わっているのは、ケーブルカーに乗るにはお寺への寄付を100円するのが条件だということだ。寄付をすれば、御礼に参拝記念の紙の花びらをくれるが、これが切符代わりなのだ。建前として運賃は無料。ややこしいが、どうやら税金対策らしい。実質的には、愛山料(お寺の拝観料)200円を加え300円出せばケーブルカー片道に乗車できる。

ケーブルカーの線路
ケーブルカーの線路の両側には灯篭が並び、お寺の敷地内にいることを実感する。
鞍馬山の紅葉
鞍馬山の紅葉。標高が高いところへ登っただけのことはある情景だ。
車両が小さいので、順番待ちをして乗車する。2台の車両がすれ違いながら行ったり来たりする普通のケーブルカーとは違い、1台しかない車両がエレベータのように上下しているだけだ。車両の先頭に立つと、山を登っていく様子がわかるが、線路の両側には、赤い灯篭が並んでいていかにもお寺の中という感じだ。乗ればあっけなく、2分たらずで終点の多宝塔駅着。

そこから山道をさらに登っていくと、赤い柱の本殿金堂がある。このあたりから眺める山は赤く染まり、見ごたえがあるものだった。

「きらら」の運転時刻は日によって異なるので、叡山電車のサイトで確認しておこう。

叡山電車の旅については、拙著「乗りテツ大全」にも詳しい記事があります。
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