見慣れた車窓も旅気分

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TJライナーの車内はクロスシートだが、吟味して選ばないと車窓が楽しめない席もある。
東上線に乗るのは初めてではない。もう何度となく乗っているのだが、こうしてクロスシートの座席から車窓を眺めると何もかもが新鮮だ。車内放送が始まるが、チャイムが鳴ったのには驚いた。TJライナーは優等列車だぞ、と宣言しているようでもある。

板橋区内の雑然とした地域を走り、成増も通過、左手に地上に飛び出した地下鉄有楽町線・副都心線の線路が見えてくると和光市だが、ここも通過する。TJライナーは20分間ノンストップで、初めて停まるのはふじみ野なのだ。

座席背後のロゴ
TJライナーのロゴは座席背後にもある。
朝霞あたりでは複々線上で各駅停車と並走する。向こうはロングシートの通勤電車。乗客が、こちらの車内を覗き込んで羨ましそうな表情を見せている。ちょっぴり優越感を味わえるひとときだ。

TJライナー車内は、二人連れ以外は、相席はほとんどいない。皆のんびりと思い思いに過ごしている。居眠りする人、ひたすら携帯画面を見つめる人と様々だ。若い女性が意外に目につく。満員の電車では不愉快なこともあろうから、300円は身を守る安全策なのだろうか。向こうの電車が停車のため減速する時に、こちらはさっそうと相手を追い抜いて先を急ぐ。

車両のサイド
車両はドア4つの標準タイプだが、窓下の文字がユニークだ。
初めての停車駅ふじみ野では、ホームの反対側に川越行きが停まっている。川越までの通過駅へはこの電車に乗り換えなので何人かが下車するが、逆に数人がTJライナーに乗りこんでくる。この人たちは、整理券は不要だ。TJライナー整理券は、池袋~ふじみ野間に限って有効なのだ。うまく立ち回れば、ふじみ野からTJライナーを利用する手もあるが、着席の保証はない。

次のページでは、川越から先の様子などをレポートしたい。