ヨーロッパの終着駅の雰囲気がある川和町駅
ドームで覆われた川和町駅。ヨーロッパの駅をイメージしたのだろうか。 |
高架の駅だが、丸いドーム状の屋根で覆われていて、小さいながらもヨーロッパのターミナル駅を彷彿とさせる雰囲気がある。本線は、一本のホームの両側に上下の線路があるだけだが、中山行きの線路の外側には別の線路が2本あり、電車が待機できるようになっている。その線路から番号を振ってあるためか、ホームの番線は、3番線、4番線である。
駅前は、何もなく、周辺は住宅地のようである。すぐに戻って、次の電車で中山へ向かう。車内はガラガラだったので、体を横にして窓の外をゆったりと眺められる。発車すると、すぐに脇の線路は、左へ分かれていく。まもなく鉄橋で鶴見川を渡るが、分かれた線路は川を越えないで、そのまま先へ延び車両基地に向かう。グリーンラインの車両の寝ぐらは、ここにあったのだ。
そして、終点・中山へ
地上に上がると、JRの駅があり、横浜線の電車が走っていた。 |
鶴見川に見とれているうちに、電車は再び地下に入る。そのまま轟々と進むと、終点の中山である。一面2線の島式ホームがあるだけの簡単な造りの終着駅だが、駅番号はG01。正式には、ここが始発駅だったのだ。
階段を上って地上に出ると、広場になっていて、振り返るとJR中山駅がある。横浜線の駅で、電車に乗れば、新横浜、横浜や町田、八王子方面へ行けるのだ。
地元以外では、あまり馴染みのないグリーンラインだが、港北ニュータウンの足として機能し始めたようだ。センター北や南で、田園都市線あざみの方面へ向かうブルーラインと接続しているので、日吉あたりから田園都市線沿線へ行くときには使えそうだ。今までバスしかなかった地域への足として貴重だし、さらには中山と日吉から延伸の構想もあり、ゆくゆくは横浜大環状線になるという夢も現実のものとなる日が来ることを願いたい。