2008年3月30日に開業したばかりの新交通システム「日暮里・舎人(にっぽり・とねり)ライナー」に乗ってきたのでレポートしよう。新交通システムとは、東京の「ゆりかもめ」や神戸の「ポートライナー」同様、専用軌道上をゴムタイヤで走行するものだ。側壁から電気をとるので、架線やパンタグラフはないし、2本のレール上を車輪で走るわけではないが、一応「電車」の一種である。
舎人ライナー始発の日暮里駅
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ホームドア完備の日暮里駅。車両が見づらいのが難点? |
東京の北のターミナル上野駅から山手線や京浜東北線で二つ目の日暮里駅。ここが「日暮里・舎人ライナー」の始発駅だ。綺麗に改装されたJRの改札口を出ると、エスカレータを上ってピカピカの日暮里・舎人ライナーの駅へ。初乗りであちこち途中下車したいので、「都営まるごときっぷ」という一日乗車券を購入(700円)して、さっそくホームへ。
構内は天井まで届くホームドアが並んだ造りで、車両はよく見えない。安全対策上は万全だが、鉄道ファンとしては物足りない。せめて胸あたりの高さまでのホーム・ゲートが趣味的には好ましい。
ほとんどがクロスシートの車内
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クロスシートの車内は旅行気分が味わえてGOOD! |
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先頭と最後尾は前面展望が楽しめる特等席だ! |
車内へ入ると、ほとんどがクロスシートなのは嬉しい。電車は無人運転で運転士も車掌もいないので、最前部と最後尾は前がよく見える特等席だ。
すでに先客が大勢いて、立ち客の後ろから何とか前が見えるポジションしかない。初めてなので、とりあえずは最前部にとどまろう。終点まで約20分。立ち詰めでもたいしたことはない。座るなら進行方向左側がいい。右側だと、コンクリートの軌道や保線用の柵などが目障りだし、2本のレールでないものが目に入ると鉄道に乗っている気分がしなくなる。
さて、
次のページからいよいよ日暮里を出発して沿線を紹介しよう。