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これで完璧!JR普通列車グリーン車の基本(2ページ目)

3月18日のJR東日本ダイヤ改正で、JR常磐線にもグリーン車が登場しました。話題の「PASMO(パスモ)」も使える、首都圏普通列車のグリーン車を活用するための基本中の基本をご紹介します。

執筆者:高橋 良算

グリーン車はどんな車両?

首都圏の普通列車グリーン車には、次の2つのタイプがあります。

2階建てグリーン車
首都圏ではほとんどがこの2階建てグリーン車
2階建てタイプ
前記の路線を走る普通列車のグリーン車は、ほとんどこの2階建てタイプの車両が2両ずつ連結されています。デッキから階段で下に降りると1階席、上に上がると2階席で、車両の両端部分には平屋席があります。

平屋グリーン車
数少なくなった平屋構造のグリーン車
平屋タイプ
このタイプは数はあまり多くありませんが、211系という車両が使われる列車に、2階建てとペアを組んで連結されています。現在では、東京駅発着の東海道本線方面と、上野駅発着の東北本線・高崎線方面の一部列車にのみ使用。古めの車両ですが、近い将来使われなくなると思いますので、見かけた際にはこちらを選んで乗ってみるのもいいでしょう。

2階建てグリーン車、乗るなら1階?2階?

2階席
とにかく眺望はよいですから、いつもと違った車窓を楽しむならもちろん2階席。天井に向かって湾曲した窓から明るい光が差し込みます。また、高い位置にあるため非常に静か。ただ、皆考えることは同じなのか、座席は先に2階から埋まるようです。

2階建てグリーン車平屋席
少々乗り心地は悪いが荷棚があるのはありがたい(平屋席)
1階席
混雑時間帯を除けば比較的空いています。座席に腰掛けると、顔の横あたりにホームの床面がくる感じになり、これはこれで変わった眺めではありますね。室内が少々暗いので、1階席には頭上に読書灯が付いています。

平屋席
連結部分に近い車両の端(車輪の上)にあるため、揺れや騒音が少々大きめで、あまりおすすめはしません。ただし、荷物棚があるのはこの平屋席だけ。大きな旅行カバンなどがある場合には迷わずこちらへどうぞ。

グリーン車の料金は?

首都圏普通列車グリーン車の料金は、下記のようになっています。
首都圏JR普通列車グリーン料金

乗車距離に応じた平日料金ホリデー料金があり、さらに事前料金車内料金があります。グリーン券を買わずに乗った場合、事前に買うより250円高い料金になります。なお、「券売機が混んでいた」「買う時間がなかった」といった理由は一切通らないとのことですのでご注意ください。


さて、グリーン車に乗るためのグリーン券を購入する方法にはいくつかあります。次はそのあたりを解説してみましょう。
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