年に2日しか営業しない幻の駅
津島ノ宮駅(つしまのみや・JR予讃線)

津島ノ宮駅
ちゃんと切符うりばの建物もある(画像提供:つちぶた本舗の全駅訪問の旅
通年ではなく、限られた期間だけ営業する駅を「臨時駅」と言いますが、その臨時駅の中でも極端に営業日数が少ないのがこの駅。なにしろ8月4日と5日、年にたったの2日しか利用できません。夏の臨時列車掲載がある6~8月号以外は、時刻表からも消えてなくなる、まさに幻の駅。

その2日間にいったい何があるのか?実は、駅前にある津嶋神社夏季例大祭、つまりお祭りのための臨時駅なのです。神社の境内と、本殿がある津島とは橋で結ばれており、こちらもこの祭りの期間だけ渡ることができるため、大勢の人でにぎわいます。

時刻表からは消えますが、巻頭のさくいん地図を見ると、海岸寺駅と詫間駅の間に一駅分の間隔が空いているのでそれとわかります。また、実際の駅のホームは消えませんので、通過の際によく注意して見ていると、その場所を確認することができます。

「たった2日」ということが、どこか切なくロマンをかき立てられる駅です。

■所在地:香川県三豊市
■地 図:Yahoo!地図情報

日曜日には30本運休する非常識な駅
和田岬駅(わだみさき・JR山陽本線)

和田岬駅
大きな柱が目立つあっけらかんとした駅舎
和田岬行の電車はJR兵庫駅の外れにあるホームから発車。正式には山陽本線の支線で固有の路線名はないのですが、地元の人もJRも「和田岬線」と呼びます。兵庫駅を出ると、車輪を盛大に軋ませながら左に90度以上カーブして運河を渡るともう終着の和田岬駅。途中駅はなく、距離にして2.7km、所要約3分というあっけないものです。

和田岬駅を利用する乗客のほとんどが駅舎の正面にある三菱重工業・神戸造船所への通勤客ということもあり、朝と夕方の通勤時間帯以外は電車が走りません。沿線は工場地帯で、どこか横浜のJR鶴見線と雰囲気が似ています。

和田岬駅
本日の最終列車が出発を待つ
それでも平日は上下あわせて34本の電車がありますが、日曜日にはたったの4本しか走りません。兵庫発でみると、7時17分発の次が17時15分発の2本のみ。なんと始発電車の次が終電なのです!それではあまりにも不便なのでは?と思いますが、日曜日は工場が休みなのでこういうダイヤでも全然支障はないわけですね。

ふつう、切符は電車に乗る前に買いますよね。でもこの和田岬駅には「ご乗車のきっぷは兵庫駅に到着後お買い求めください」という不思議な注意書きが。途中駅がないからできることですが、初めて乗る人は戸惑いそう。しかし普段は定期利用者ばかりですからきっと混乱はないのでしょう。

■所在地:兵庫県神戸市兵庫区
■地 図:Yahoo!地図情報



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■和田岬駅
JRおでかけネット-和田岬駅

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