年に2日しか営業しない幻の駅
津島ノ宮駅(つしまのみや・JR予讃線)
ちゃんと切符うりばの建物もある(画像提供:つちぶた本舗の全駅訪問の旅) |
その2日間にいったい何があるのか?実は、駅前にある津嶋神社夏季例大祭、つまりお祭りのための臨時駅なのです。神社の境内と、本殿がある津島とは橋で結ばれており、こちらもこの祭りの期間だけ渡ることができるため、大勢の人でにぎわいます。
時刻表からは消えますが、巻頭のさくいん地図を見ると、海岸寺駅と詫間駅の間に一駅分の間隔が空いているのでそれとわかります。また、実際の駅のホームは消えませんので、通過の際によく注意して見ていると、その場所を確認することができます。
「たった2日」ということが、どこか切なくロマンをかき立てられる駅です。
■所在地:香川県三豊市
■地 図:Yahoo!地図情報
日曜日には30本運休する非常識な駅
和田岬駅(わだみさき・JR山陽本線)
大きな柱が目立つあっけらかんとした駅舎 |
和田岬駅を利用する乗客のほとんどが駅舎の正面にある三菱重工業・神戸造船所への通勤客ということもあり、朝と夕方の通勤時間帯以外は電車が走りません。沿線は工場地帯で、どこか横浜のJR鶴見線と雰囲気が似ています。
本日の最終列車が出発を待つ |
ふつう、切符は電車に乗る前に買いますよね。でもこの和田岬駅には「ご乗車のきっぷは兵庫駅に到着後お買い求めください」という不思議な注意書きが。途中駅がないからできることですが、初めて乗る人は戸惑いそう。しかし普段は定期利用者ばかりですからきっと混乱はないのでしょう。
■所在地:兵庫県神戸市兵庫区
■地 図:Yahoo!地図情報
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