戻ってくると思っていた敷金が返ってこないと言われたらショックですよね! |
大家さんが敷金を返してくれない!
わたしは、学生のときから交際していた女性と晴れて結婚することになり、それまで一人で住んでいたアパートを引き払って、二人で住む新居へ引っ越すことになりました。新居への引越し代は、アパートを明け渡して返還される敷金でまかなえるだろうと考えていました。古いアパートでしたが、わたしは部屋をきれいに使っていました。畳もふすまも汚すことはなく、壁に傷もつけていませんでしたから、敷金は全額戻ってくるだろうと思っていました。ところが、いざわたしが部屋を明け渡すと、大家さんは敷金は一円も返せないと言うのです。わたしが驚いて理由をたずねると、大家さんは、わたしにアパートの賃貸借契約書を示しました。賃貸借契約書には、「契約終了時の畳・建具・壁・床・天井・錠前等の修復・取替えの費用及び室内クリーニング費用は賃借人の負担とする」と書いてありました。大家さんは、「次の人に貸すために、畳やふすまを交換する必要があるし、クリーニング費用もかかる。敷金だけでは足りないくらいだ。」と言うのです。契約書には、わたしの署名押印がありました。サインした記憶もあります。契約書にサインしてしまった以上、わたしは大家さんに敷金の返還を求めることは不可能なのでしょうか。
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