暮らしの法律/よくわかる法律・裁判関連情報

飲酒運転で捕まった!どうなっちゃうの?!(2ページ目)

ビールが美味しい季節。一杯くらい大丈夫!と思って飲酒運転していませんか?飲酒運転で捕まってしまうとかなり厳しい結末が待っているのをご存じですか?

執筆者:元榮 太一郎


飲酒運転
一杯のお酒が人生を台なしに・・・。なんてことのないように気をつけましょうね!

行政上の責任はどうなっているの?

刑事責任だけでなく、行政処分や違反点数もかなり厳しいものです。

酒酔い運転の場合には、
  • 行政処分 免許取消
  • 違反点数 25点
酒気帯び運転の場合には、
  • 行政処分 免許停止
  • 違反点数 0.25ミリグラム以上 13点                                                  0.15ミリグラム以上0.25ミリグラム未満 6点
一度だけの飲酒運転でも、免許取り消し免許停止の処分になってしまうのです。くれぐれも注意しましょうね。

危険運転致死傷罪(刑法208条の2)の適用も

さらに、飲酒運転で死亡事故などの人身事故を起こした場合には、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で起こしたケースだと、危険運転致死傷罪が適用されることもあります。

この場合には、人を負傷させた人は15年以下の懲役、人を死亡させた人は1年以上20年以下の有期懲役という処罰を受けることになってしまうのです。

まさに「一生を棒に振ってしまう」といえますね。



このような飲酒運転やそれに伴なう人身事故を起こしてしまうと、背筋の凍る行く末が待っているのです。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。」の精神で気をつけましょうね。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます