「ちょ話」というほどでもないのですが…。ビデオカメラを宅配便で送りたい。そのようなときに、送り方になにか注意が必要でしょうか? と尋ねられたことがあります。とくに注意していることはないのですが、そんなとき、どうしているかを整理してみました。
売られているときのパッケージを利用
仕事柄、ビデオカメラの新製品紹介などのために、メーカーや編集部からビデオカメラが頻繁に送られて来て、頻繁に送り返しています。でも、ビデオカメラといえば精密機械だから、梱包もさぞ厳重なのだろうと思いきや、実はそんなこともないのです。
結論から言えば、基本的には「売られている形で送れば問題ない」のです。売られている形というのは、段ボールの専用ケースにパッケージされて売られていますが、そのままでよいのです。
強いていえば、そのパッケージをさらに大きめの段ボールに詰め、間に緩衝材を入れるということもあるという程度でしょうか。場合によっては、ビデオカメラのパッケージに直に宅配便の配達伝票シールが貼られて、メーカーから送られてくることもあります。かえってこちらの方が「大丈夫か?」と思ってしまうこともあるほどです。それだけ、パッケージは輸送に適したように作られているということでもあるのですが…。
そうしたパッケージは百戦錬磨、強者編集者やライターの手を経てきただけに、結構ボロボロだったりします。それでも大丈夫なのですからね。
写真は、昨日(12.30)、宅配便で某編集部より届いた、某メーカーの新型某ビデオカメラ。やたら「某」が多い文章ではありますが、この段ボールの中にある白い箱が、ビデオカメラの箱。新製品のビデオカメラは、発売前のときには、箱になにも印刷されていない白箱が利用されているのです。これは、店頭で売られているときと同じ箱であり、とくになにも工夫されているわけではありません。
▲ちょっと大きめの箱に、ビデオカメラのパッケージが入っているタイプ。白い箱がそれ。 |
そして、次の2枚目の写真が、その白箱の中身。この場合、カメラ本体はもちろん、その他のパーツもがたがた動かないようにパッキングされています。これは売られるときと同じ梱包です。
▲店頭で売られるのと同じパッケージ。 |
もう一度いいますが、ビデオカメラを宅配便で送る場合、購入したときのパッケージがあれば、それを利用して送ることができるのです。そして、あえて慎重を期すのであれば、そのパッケージよりちょっと大きめの段ボール箱に緩衝材を詰めて送ればよい、ということでしょうか。
ちなみに、当方に送られてくるビデオカメラの梱包方法をランキングしてみました。
- ちょっと大きめの段ボールに緩衝材を詰め、その中にビデオカメラのパッケージを入れてある。
- ビデオカメラのパッケージが紙袋に入れられ、テーピングされている。
- ビデオカメラのパッケージに、ダイレクトに配達伝票が貼られている。
こんなところでしょうか。2位の紙袋というのは、ショッピングで利用される手提げ付きの紙袋で、単純にいえば、配達伝票を貼り付けるための梱包ですね。
ただし、配達は「取扱注意」とし、配達伝票の「品名」に「精密機械」と記載するのを忘れないでください。