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HDDハンディカム「HDR-SR1」レビュー(3ページ目)

ソニーのHDDハイビジョンハンディカム「HDR-SR1」。どんなユーザーにおすすめなのかザックリとその特徴をまとめてみました。一言でいえば、ハイビジョン影像をたっぷりと撮りたいユーザーにおすすめ。

気になるビデオ編集は

筆者がHDDタイプのビデオカメラに期待するのは、影像のデータファイルを簡単にパソコンに取り込め、編集やDVD-Video作成などに利用できるということ。ただ、HDR-SR1はAVCHDというフォーマットを利用しているので、ビデオ編集を行うにはAVCHDに対応したビデオ編集ソフトが必要になります。

現時点(2006年10月)では、またAVCHD対応のビデオ編集ソフトはありませんが、AdobeやUleadなど主なビデオ編集ソフトの提供メーカーが対応を表明しているので、もうすぐアップデートプログラムなどによって対応できるようになると思います。

それまでは、付属のPicture Motion Blowserでも簡単なカット編集はできるので、これで十分でしょう。それにしても、このPicture Motion Blowserはとてもよくできたソフトで、影像データのほか、静止画像の管理などもカレンダー形式で整理・管理できるなど、使い勝手のよいソフトといえます。機会があれば、このソフトのレビューをしたいと思っているほどです。

▲影像、静止画像データの管理のほか、AVCHD影像の簡易編集も出来る。

●AVCHDについて

ハイビジョン影像の記録に利用されている「AVCHD」規格というのは、「1080i方式」という、 有効走査線数が1080本で構成されるインターレース方式のハイビジョン影像や720p方式のハイビジョン信号を、8cmのDVDディスクに効率よく圧縮しながら記録するための規格。その規格をHDDタイプのHDR-SR1に利用しているのです。

▲AVCHDのロゴマーク。

こんなユーザーにおすすめ

30GBのHDDを搭載したHDR-SR1は、メディアの交換や予備メディアの準備などを気にせず、たっぷりとハイビジョン影像を撮りたいというユーザーにおすすめです。

▲「HDD」というロゴが頼もしい。

ただし、1つ注意しなければならないのは、ハードディスクがいっぱいになる前に、パソコンに取り込むか、取り込んだ映像をAVCHD形式のままDVDに保存する作業を行う必要があるということです。もう1つ、AVCHD形式は優れた圧縮率が特徴とはいえ、パソコンのハードディスクに保存しておくにはちょっとサイズが大きいです。なので、こまめにDVDメディアにバックアップする必要がありますね。

撮影にはモノグサ状態で対応できても、撮ったあとはちょっとこまめに整理しないと、映像を撮るスペースがないなんて事になりかねませんのでご注意を。

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