DVD-Video作成機能を搭載
これまでPremiereにはDVDのオーサリング機能が搭載されていませんでした。そのため、編集したムービーでDVD-Videoを作成するには、「Adobe Encore DVD」をはじめ、他のオーサリングソフトを必要としました。
しかし、ようやく今回のバージョンでDVDオーサリング機能が搭載され、PremiereでのDVD-Videoの作成が可能になりました。これによって、映像の取り込みから編集、そしてDVD-Video出力までを1本のソフトで行うことができるようになりました。
DVDのオーサリング機能では、メニューのテンプレートが搭載されているので、メニューを選ぶだけでオリジナルなDVD-Videoが作成できるなど、使いやすさの点ではPremiere Elements 2.0と同じです。
▲テンプレートからメニューを選べば、DVD-Videoが作成できる。 |
こんなユーザーにおすすめ
HDVのリアルタイム編集やドッキング・インターフェイスなどの新機能のほかにも、マルチカム編集やFlash Videoファイルの出力に対応したり、32bitHDRカラーをサポートするなど、プロユースにも役立つさまざまな機能が搭載されています。
では、どのようなユーザーにPremiere Pro 2.0がおすすめしたいかですが、文句なくHDV編集をしたいユーザーでしょう。
高機能なビデオ編集ソフトだからというだけでPremiere Pro 2.0をチョイスするのは、賢い選び方とはいえません。Premiere Elementsをはじめ、ユーリードシステムズの「VideoStudio 9」など低価格で高機能なビデオ編集ソフトが多くあります。その中からソフトを選ぶには、自分に必要な機能を備えているかどうかということがポイントです。
そういった意味で、リアルタイムでHDV編集がしたいのであれば、Premiere Pro 2.0がおすすめできるということなのです。しかし、HDV編集をしたいがリアルタイムで編集するだけのスペックがパソコンにない、あるいはHDV編集の必要がないというのであれば、HDVデータを他の形式に変換して編集するVideoStudio 9など他のソフトを選ぶほうが賢いチョイスといえます。
製品情報
必要なシステム構成 |
インテル Pentium 4 1.4GHz 以上、または SSE2 対応の AMD プロセッサ (HDV 用にはインテル Pentium 4 3.4GHz 以上のプロセッサ、 HD 用にはインテル Xeon? 2.8GHz 以上のデュアルプロセッサ) |
512MB 以上の RAM(HD/HDV 用には 2GB 以上を推奨) |
インストール用に 4GB 以上の空き容量のあるハードディスク DV/HDV 用には 7,200RPM 以上のハードディスク、HD 用には RAID 0 でストライピングされたディスクアレイ |
Microsoft Windows XP 日本語版 Service Pack 2 |
ASIO、もしくは Microsoft DirectX 対応のオーディオインタフェイス (サラウンドサウンド編集には、マルチチャンネル ASIO 対応サウンドカードが必要) |
インストール用に DVD-ROM ドライブ DVD を作成する場合は DVD±R ライターが必要 |
1280x1024 以上の解像度をサポートするディスプレイ ・32bit 以上のカラー表示が可能なディスプレイ、グラフィックカード |
OHCI IEEE 1394 ビデオインタフェイス (HD 用には AJA Xena HS などの HD 対応ビデオキャプチャーカードが必要) |
QuickTime 6.5 |
Premiere Pro 2.0は、単独でのソフト販売のほか、ビデオ編集に必要な他のソフトとセットになった「Adobe Production Studio」というパッケージも用意されています。
●Windows版 Adobe Premeire Pro 2.0 日本語版 98,000 円 (税込み:102,900 円)
●Windows版 Adobe Premeire Pro 2.0 日本語版 アップグレード 25,000 円 (税込み: 26,250 円 )
対象ユーザ:Premiere Pro 1.5以前、 Premiere 6.5以前の日本語版
Macintosh版からのアップグレードも可能
【関連サイト】