ビデオ編集ソフトのスタンダード、ユーリードシステムズの「VideoStudio 9」のオフィシャルガイドが出版されました。基本操作から新機能の活用方法まで、利用目的に合わせて活用してください。
これ一冊でOK!
ビデオ編集で利用する編集ソフトのスタンダードといえば、ユーリードシステムズの「VideoStudio 9」。ビデオ編集がまったく初めてというユーザーでも簡単にDVD-Videoが作れる「クイックDVDウィザード」や、「自動ズーム&パン」で機能アップした「おまかせモード」などを搭載し、使い勝手もグッとアップしてます。
もちろん、これまでどおりのビデオ編集機能も、クロマキー合成ができるなど、これまでプロ仕様のビデオ編集ソフトでなければ利用できなかったような高度な機能が組み込まれています。これによって、初級ユーザーから中・上級ユーザーまで身近な編集ツールとして活用できるようになりました。
そこで、ガイドブックの中にVideoStudio 9のクイックリファレンスを入れたり、クイックDVDウィザードのリファレンスも入れてみました。これによって、まず「やりたいことだけやってみる」という体験から、「もっと使いこなしたい」とステップアップしていくといった使い方ができます。機能からも、利用目的からも使いこなせる構成になっているというわけです。
そんなオフィシャルガイドブックの目次構成です。
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VideoStudio 9本体の機能については、ステップごとに具体的に解説しているので、知りたいところがすぐに参照できます。
なお、Part 4の写真を利用してスライドショーを作る方法では、「松原しゅう」さんの写真集のデータを利用し、スライドショーを作る手順を解説しました。作成したスライドショーは、ユーリードシステムズさんのWebサイト(ここをクリック)で確認できます。一度ご覧下さい。
なぜビデオ編集するの?
素朴な疑問ですが、なぜビデオ編集するのでしょうね? その答えは、デジタルカメラと同じです。皆さんはデジカメで撮影した写真をどうしていますか? まさか、メモリに保存したままという人はいませんよね。印刷したりデジタルアルバムで整理したりして、だれでもが見やすいように工夫していますよね。
ビデオもそれと同じなのです。テープなどに撮影したままでは、ほかの人に見て楽しんでもらうチャンスがありません。そこで、DVテープから取り込んで、DVD-Videoを作ったり、あるいはWebサイトで動画を公開したりして、多くの人に自分で撮影した映像を楽しんでもらうために編集を行うのです。
しかも、単にテープの映像をDVDにコピーするだけでなく、タイトルを付けたり場面転換を設定して、自分で作ったというオリジナリティを発揮できるのも、ビデオ編集の楽しみです。自分が映画監督になった気分ですね。
ビデオには、「撮る楽しみ」、「見る楽しみ」、そして「作る楽しみ」の3つの楽しみがあります。本書を利用して、多くのビデオユーザーがこの楽しみを味わって頂けることを願っています。
●書籍情報
- 出版社:ユーリード出版
- 著者 :阿部信行
- 定価 :2800円+税
- B5変型/399ページ
- ISBN 4-901825-52-6
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