■オススメポイント
「Adobe Premiere」といえば、ビデオ編集ソフトの定番として、エンドユーザーからプロユーザーまでが利用しているツールです。そのPremiereが、昨年暮れに「Adobe Premiere Pro」としてバージョンアップされました。
今回は、Premiere ProはこれまでのPremiereとどこが違うのが、その違いを紹介しましょう。これからPremiere Proを購入したいユーザーにも判断のポイントになれば幸いです。
Premiere Proのインタフェースは、一見すると前バージョンと大きな変更はないよう・・・ |
●もっとも変わったのは・・・
Premiere Proの最大の特徴は、複数のタイムラインが扱えるようになったことです。これまでのPremiereでは、1つのプロジェクトでは1つのタイムラインしか扱えませんでした。しかし、Premiere Proでは、複数のタイムラインを扱うことができるようになりました。
では、「タイムライン」というのは何なのかということですが、タイムラインというのは「時間の線」と訳せますね。ビデオ編集では、たとえば5秒や10秒といった長さの映像データを並べることで1本のムービーを作成します。このとき、映像データを並べたものを「タイムライン」と呼んでいます。
これまでのPremiereでは、1本のムービーを作成する際、タイムラインのウィンドウが1つしか表示されませんでした。これに対して、Premiere Proでは、1つのウィンドウの中に複数の「タイムライン」ウィンドウが表示できます。
これまでのPremiereでは、タイムラインは1つしか作成できない |
Premiere Proでは、複数のタイムラインを作成できる タイムラインはタブをクリックして切り替える |