企業年金・401k/サラリーマンの年金・退職金

退職金や企業年金を確認する方法、教えます!(2ページ目)

老後資金準備を考えるとき、国の年金の次に意識したいのは「退職金や企業年金」です。今回は基本知識として退職金や企業年金を確認する方法を説明してみます。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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退職金・企業年金のパターンや種類

会社が採用している制度はまず、退職金(一時金)か企業年金かに分かれます。退職金と呼ぶ場合、これは退職時に全額一括で受け取る制度のことを意味します。企業年金(退職年金等と呼ぶこともある)であれば、定年退職後、年金払いで受け取ることができる制度を意味しています。ただし、本人が希望すれば一時金でもらってしまうこともできます。選択肢としては企業年金のほうが便利ということになります。

企業年金制度に当たるのは、厚生年金基金、確定給付企業年金、適格退職年金(2012年3月で廃止)、確定拠出年金(日本版401k)という制度です。また、中小企業退職金共済という制度を活用している場合もありますが、これは一時金のイメージで考えていいでしょう(希望すれば分割受取をして年金形式にすることもできます)。

退職金・企業年金は必ず1つではありません。会社によっては2ないし3の制度を組み合わせていることもあります。パターンとしては、このような感じです。
パターン1)退職一時金のみ
パターン2)企業年金のみ
パターン3)退職一時金と企業年金の組み合わせ
なお、パターン2と3では、2つの企業年金を組み合わせることもあります。

制度を2つ以上採用している場合は、その割合も確認したいところです。たとえば、401k:20%+退職一時金80%という会社もあれば、401k:50%+確定給付企業年金:50%の会社もある、といった具合です。

→社内で制度をチェックする具体的な方法は次ページへ
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