昼間の電気料金に注意
夜だけ安い? |
時間帯電灯のプランは深夜帯の電気代が安くなる半面、昼間の電気代は割高となってしまうのです。各電力会社のプランによって異なりますが、大抵は20~30%くらいは高くなります。
下記にいくつか例を掲載しました。
参考までに、東京電力の従量電灯B(ごく一般のご家庭の契約プラン)2段階料金は21.04円です。これと比較してみて下さい。
【東京電力】
契約プラン名:おトクなナイト8
夜間時間…午後11時から翌朝の午前7時まで 7.35円
昼間時間…午前7時から午後11時まで 26.25円
契約プラン名:おトクなナイト10
夜間時間…午後10時から翌朝の午前8時まで 7.66円
昼間時間…午前8時から午後10時まで 28.92円
【関西電力】
契約プラン名:時間帯別電灯
夜間時間…午後11時から翌朝の午前7時まで 7.22円
昼間時間…午前7時から午後11時まで 26.39円
【中部電力】
契約プラン名:タイムプラン(時間帯別電灯)
夜間時間…午後11時から翌朝の午前7時まで 8.17円
昼間時間…午前7時から午後11時まで 24.73円
(※いずれも昼間時間の電気料金は従量制で第2段階料金を表示しています)
(※2007年11月30日現在の料金です)
いかがでしょうか。夜間の安さに比べ、昼間がかなり割高になっていますよね。
ですから、このプランを契約し、昼間に多く電気を使ってしまった場合は、従量電灯のプランよりも高い料金になてしまいます。
基本料金に注意
夜間蓄熱式給湯機をお使いならば、断然時間帯電灯 |
ごく一般のご家庭が使用する従量電灯のプランの場合、ほとんどは基本料金がアンペア数にて決まっています。ちなみに、東京電力の30Aの基本料金は819円です。そして、東京電力のおトクなナイトは6kVA以下の場合1,260円、7kVA~10kVAの場合2,100円です。
こちらは東京電力の場合の一例ですが、そのほかの電力会社のプランのほとんどが、時間帯電灯の基本料金は割高な金額となっています。
夜間蓄熱式の電気温水器などを使用しているご家庭ならば、確実に時間帯電灯のプランをお勧めできますが、それ以外の場合は、各ご家庭でお使いの機器やご自身のライフスタイルを良く考えてから契約プランを検討する必要があるでしょう。
電気代の節約は契約プランを知ることから
ご自宅の契約アンペア数さえご存じない方もいるようですが、毎月の支払う公共料金のことです。ただなんとなく今月は高い安いと一喜一憂するだけではなく、まず、皆さんご自身の契約プラン内容をよく知りましょう。そして、どんな契約プランがうちには合っているのか、無駄な基本料金は払ってないか、など、きちんとチェックすることから電気料金の節約を考えてみてはいかがでしょうか。
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