節約/節約関連情報

あなたのマイ箸が地球を救う(2ページ目)

何気なく使っている割り箸は、年間一人200膳にもなるってご存知ですか?環境面、経済面、両方に優しいのはやっぱり「マイ箸」です。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

価格面の不安も浮上

マイ箸
割り箸も有料化の時代が?!
割り箸のほとんどを中国からの輸入に頼っているのには、やはり国産のものと比べて格安であるという価格的な問題があります。

しかし、昨年には突然中国が割り箸の価格を大幅に値上げをするという事態が起こりました。この値上げの背景には、木材が住宅建築への使用の需要が増えたため原木の価格が上昇したこと、輸出品への税が還付される制度が廃止されたこと、人民元の切り上げなど、様々な要因があります。

この値上げに伴い、日本国内でも大幅に割り箸の価格が上昇し、外食産業やコンビニなどは大きな打撃を受けました。今現在は私たち消費者が直接値上げを痛感するということはほとんどありませんが、今後も割り箸の値上がりは続くものとみられるため、ゆくゆくはコンビニなどで割り箸の有料化が実施される日も遠くはないでしょう。

環境にも悪影響な上、価格面でもじわじわと悪影響が出ている割り箸。衛生面や利便性を求め使い捨てをすることに、これだけのリスクがあるのはまさに「もったいない」の一言につきると思いませんか?


マイ箸を持とう!

そこで解決方法となるのは私たち一人ひとりの「マイ箸」の携帯です。

もちろん、お弁当などを買って家で食べる場合は、箸をもらう必要はないでしょうから断りましょう。外で食べる場合もマイ箸を携帯し、できるだけ割り箸を使わないように心掛けましょう。心配される衛生面ですが、使用後はお茶や水で軽くゆすぐようにし、帰宅後にちゃんと洗うようにすれば問題ナシ。

マイ箸
 
右の写真はローソンが取り組むケータイお箸運動の「みどりのかけ箸」です。プロ野球選手が使うバットになれなかった不適格材を原材料とした箸で、一膳につき100円を、社団法人国土緑化推進機構に寄付し、「バットの森」の育成を支援しています。(詳細、入手方法などはこちらをご覧下さい。)


このような取り組みのある企業の箸を利用するのもよし、自分のお気に入りの箸を携帯するのもよし。「ちょっと地球に良いことしてる」と思いながらする食事は、いつもよりもきっと美味しく感じられるはずです。

皆さんも今日からマイ箸の携帯習慣、付けてみませんか?


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