節約/光熱費の節約

暖房器具の特徴を知ろう(2ページ目)

暖房器具の特性を知って、賢く選ぶのが省エネのコツです

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

主要な暖房器具の特性

主要な暖房器具のそれぞれの特性をご説明します。
■石油ファンヒーター
立ち上がりが早く強力な暖房効果があるので、特に寒冷地には最適。独特の臭いと給油の手間が難点。一定時間ごとに換気が必要。
FF式の物はダクトから外気を取り込んで燃焼する。

■エアコン
立ち上がりに若干時間がかかるのが難点。乾燥しやすいので加湿は必須。
旧型の製品は消費電力が高いが、新型の製品(COP値が高い機器)の省エネ性能は、他の暖房機器より優れている。

■ガスファンヒーター
立ち上がりが早く強力な暖房効果があり、臭いも少ない。ガス栓が無い部屋で使用ができないのが難点。一定時間ごとに換気が必要。

■電気ストーブ
軽量で安価なので手軽に使用できるスポット暖房。消費電力がかなり高い。

■オイルヒーター
難燃性のオイルを暖めた輻射熱で暖める。空気が汚れず安全性が高い。消費電力はかなり高い。

■ハロゲンヒーター
ハロゲンランプの輻射熱で暖める。立ち上がりが早くすぐに暖まるのでスポット暖房に便利。消費電力がかなり高い。

■セラミックヒーター
セラミックに焼き付けた熱で暖かい空気を出す。立ち上がりも早い。空気清浄、加湿などの機能を併せ持った器具が多い。消費電力はかなり高い。

■カーボンヒーター
炭素系の発熱体を使用しており、遠赤外線効果が高い。立ち上がりが早くすぐに暖まるのでスポット暖房に便利。体の芯まで暖まるのが特徴。他の電気暖房器具に比べて消費電力が少ない。

■こたつ
赤外線の輻射熱を利用し、こたつ布団内部の空気を暖める。ファン内蔵の製品もある。

■ホットカーペット
カーペット内部の電熱線が発熱して暖めるため、体が接地している面以外は暖まらない。消費電力は高いが、用途別に小型の製品もある。

■床暖房
ホットカーペットとは異なり、輻射熱で部屋全体が暖まる。ランニングコストは高め。



同じ「暖房」という機能を持った機器でも、特徴や用途はぞれぞれ。各ご家庭の暮らし方、使い方に合わせて賢く選択するのが、省エネのコツです。

【参考リンク】
暖房費高騰が私達の家計に与える影響を検証
暖房費節約のポイント
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