節約/光熱費の節約

暖房器具の特徴を知ろう

暖房器具の特性を知って、賢く選ぶのが省エネのコツです

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

どの暖房器具を使うのが良い?

暖房器具
暖房器具の特徴を知って賢く選ぼう
冬場は1年間の中でも光熱費が一番高くなる季節。特に暖房費が占める割合は大変大きいものになります。今年は原油高騰の影響もあり、灯油だけでなく電気もガスも値上がりするなど、例年以上に暖房費が家計に響いてきそうです。

ガイドは仕事柄毎年この季節になると、暖房費の節約をテーマにした取材を受けることが非常に多くなります。暖房費を節約するコツや、効率の良い暖房の仕方などと同時に、よく質問に上がるのは「どの暖房器具を使うのが良いのか」ということです。ですが、使用する環境や使用する機種、用途などによって、どの機種を使用するのが一番良いかというのは大きく異なってきますので、一概にどれが一番とは言えません。

例えばいくら新機種のエアコンが省エネだからと言っても、部屋に一人でいる時に部屋全体をしっかり暖めるのは無駄になるでしょうし、広い部屋で家族でいるときに電気ストーブ一台では部屋全体も暖まらない上電気代も無駄です。

どういった環境で、どのように暖めたいのか、という条件をはっきりさせた上で、各暖房器具の特性を良く知って選ぶことが一番良い方法なのです。

暖房器具の特徴を知る


暖房器具と一口に言っても、その用種類は大きく分けて3種類あります。

1、部屋全体の空気を暖めるもの
2、輻射熱で体を直接暖めるもの
3、直接肌に接触させて暖めるもの

まず1に属するものは、石油やガスのファンヒーター、エアコンなどで、部屋全体を暖める用途で使用します。主にメインの暖房として使用されるものです。

2はハロゲンヒーターや電気ストーブなどで、赤外線を利用して体を暖めるものです。こちらは部屋の空気全体を暖めるというより、体を直接暖める暖房器具なので、足元だけ、など局所的な暖房器具としても適しています。

3はホットカーペットなどがこれにあたり、直に体に触れさせて使用するものです。こちらも空気を温めるのではなく、直接体を暖める器具で、局所的に暖めるのが得意です。


⇒次ページは主要な暖房器具の特性
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