サーチャージが値下がり! 昨今の状況とは?
そもそも燃油サーチャージとは、通常の航空運賃ではまかないきれない燃油価格上昇時に、乗客に燃油コスト増の一部を負担してもらう別建て料金のことで、航空券やツアー代金にはこのサーチャージは含まれず別途徴収となります。
2004年夏ごろより原油が高騰したのを受け、ここ最近まで右肩上がりにサーチャージも上がり、ピーク時には旅先として人気のハワイも、片道のサーチャージが10,000円という水準にまでなりました。
飛行機の燃油は元々高いのに…… |
Step1:燃油の高騰(または値下がり)
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Step2:各航空会社毎に国土交通省に対して燃油サーチャージの増減を申請
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Step3:認可が下りれば適用
という流れです。上記からもわかるように、サーチャージの額は各航空会社毎に異なります。ただ、実際には同じ路線の航空会社は横並びに近い状態になっている感じで、差がつくとすれば子供や幼児のサーチャージでしょうか。ほとんどの航空会社で子供や幼児のサーチャージを大人同様徴収するのに対して、ユナイテッド航空を初め外資系の数社については、子供や幼児についてはサーチャージが安い、もしくは無料という航空会社もあります。家族で旅行をお考えの方は、航空会社を選ぶ際には考慮するといいかもしれません。
基本的には飛行距離が長ければサーチャージも高くなりますが、香港などは関係政府の許可がおりずに現状のサーチャージは他の地域と比較してかなり安い設定となっています(4月以降距離に応じたサーチャージを現在申請中)。
なお、サーチャージの価格の適用は、航空券の発券のタイミングによることを覚えておきましょう。例えば4./10に搭乗の航空券を、3月末までに発券すれば現行のサーチャージが適用となりますし、逆に4月以降に発券すれば新しいサーチャージが適用となります。サーチャージが大きく変動する際には、発券タイミングを考慮する工夫も必要そうです。
さて、通常の航空券はわかりやすいのですが、気になるのが、ツアー参加時のサーチャージ。これはどうなっているのでしょうか?その現状を各旅行会社に聞いて見ました。
>>ツアー参加時のサーチャージは?