
会社での飲み会代を「もったない」と感じる方は多いでしょう。しかし、そこでの出会いや会話が新たなチャンスを生むこともあります。
やさしいお金の専門家・横川楓さんの著書、『散財さんのお金の増やし方』ではズボラな人でもお金が貯まる「仕組み」について解説しています。今回は本書より一部を抜粋し、自分の未来への投資につながる「良い散財」例をご紹介します。
それはムダ遣いじゃない、「未来への種まき」です
一見、「それってムダじゃないの」と思われるようなことでも、自分が「これは私にとっては絶対に必要なことなんだ!」と思えば、それは「悪い散財」ではありません。たとえば、次のようなことです。
「飲み会」に参加する
飲み会が大好きな人もいる一方で、「飲み会はコスパが悪い」と飲み会を嫌う人たちも増えているようです。確かに家で飲めば数百円のビールが、飲食店ではその倍以上することも多いですから、その意見も間違っているわけではありません。
ですが、飲み会に参加することは、絶対に悪いことではないと思っています。社会人であれば、飲み会はただ楽しいだけでなく、そこで人間関係がよくなって仕事がうまく回るようになったり、人脈が広がって新たなチャンスが生まれたりする可能性もありますよね。また、そういう場でしか吐き出せないグチもあると思います。
ただ、「人脈が広がるから、誘われた飲み会は欠かさず参加!」では、とてもお金も肝臓も持ちません。なので、事前に誰が主催してどういう人が参加するのかといったことをチェックしておいて、「この飲み会は行く価値がありそうか」とシビアに判断する力が求められます。
「タクシーや高級スーパー」を利用する
タクシーや高級スーパーなどは、“ぜいたく品”だと思われがちです。でも、費用対効果を考えると、一概にぜいたくだとは言えないこともあると思います。
私自身は、ときどきタクシーを使うことがあります。もちろん、歩いて電車に乗って、駅からまた目的地まで歩いたほうがタクシーを使うよりもはるかに安いことはわかっています。
けれど、電車だと倍以上の時間がかかるし、締め切りが迫っている仕事を抱えている……なんてときは、家の前までタクシーを呼んで、タクシーの中で仕事をしたほうが時間が節約できます。おまけに足も疲れないし、タクシーの中で仕事する分、家に帰って仕事をしなくてもいいわけなので、時給換算で考えると結局全然変わらないこともよくあるのです。
高級スーパーに関しても、成城石井なんかは普通のスーパーよりもお高いですが、やっぱりおいしい。「ご褒美には成城石井で買い物する!」と決めたほうが、あなたの人生が豊かになるのであれば、全然それで問題ないと思います。
「節約のためにいくつものスーパーを回っています!」と言う人もよくいますが、その時間で仕事をしたほうが費用対効果的に優れているという場合もあるので、人それぞれのライフスタイルによって判断していいことだと思います。
著者:横川楓(AFP・やさしいお金の専門家)
やさしいお金の専門家・推し活経済評論家。1990年東京生まれ。明治大学法学部卒業後、同大学院へ進学、24歳で経営学修士(MBA)、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。一般社団法人日本金融教育推進協会代表理事。「誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーにお金の知識を啓発、金融教育の普及に取り組みながら、アニメやアイドルなどへの推し活に日々勤しんでいる。著書に、『ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)、『お金の不安と真剣に向き合ったら人生のモヤモヤがはれました!』(オーバーラップ)など。






