携帯電話のなかでもトップクラスのスペックを誇る「Softbank 933SH」
ソフトバンクモバイルというと、ここ最近はiPhone 3GSばかりに注目が集まっている。しかし、ハイスペックな機種で人気のシャープも、フラグシップとも言うべき実力派モデルを投入してきている。「933SH」は、現在発売されている携帯電話のなかでもトップクラスのスペックを誇る機種だ。
カメラはCDDの1000万画素を搭載。他のメーカーはCMOSと呼ばれるものが中心だが、シャープでは暗闇に強いとされるCCDをあえて搭載することで、画質の良さをアピールしている。実際、カラオケボックスやレストランなどのちょっとした暗い場所ではCCDのほうがくっきりとした画像を撮影できる。
実際、ガイドは常に複数のケータイを持ち歩いているが、最近では933SHで撮影する機会が増えた。それくらい、画質の面ではトップクラスと言える。
また、8つの自動シーン認識機能を備え、撮影する環境や被写体をカメラが自動的に判断して、最適なモードで撮影を行ってくれる。それでイマイチだった場合は36種類のなかからシーン別の撮影モードを選ぶことができるので、自分の納得する設定で写真を撮ることができる。
933SHでは、液晶がタッチパネルになっている。そのため、カメラ使用時には画面の周辺に様々なアイコンが登場し、簡単に機能メニューを切り替えられるようになっている。さらに画面に映っている被写体を指でタッチすれば、そこに焦点があう。
ここで933SHがすごいのは、被写体が動いていても、動きに合わせて焦点も合い続けると言う点だ。本格的なデジカメにも負けない、画質や操作性を備えていると言えるだろう。
実際、ケータイのカメラを使っていても、メニューの変更は結構、わかりにくくて使いにくい。画面にアイコンが表示され、いつでも変更できるというのとはとても便利だ。
タッチパネルはワンセグ視聴時の際にはボリュームやチャンネルの切り替え、Yahoo!ケータイ閲覧時にはリンク先を選ぶ時、モバイルウィジェットの際のページめくりなども直感的に行える。
シャープは日本メーカーのなかでは率先してタッチパネルを手がけてきただけあって、かなりこなれてきて使い勝手も向上している。iPhone 3GSとは違った操作性の良さを実現していると言えるだろう。
ソフトバンクサービスを余すところなく使える上位機種
ソフトバンクモバイルでは現在、iPhone 3GSが人気だが、おサイフケータイやワンセグ機能を内蔵していないといった欠点もある。その点、933SHはおサイフケータイやワンセグはもちろんのこと、ソフトバンクモバイルの動画サービスやモバイルウィジェット、GPSサービスなどほとんどのサービスに対応しているのが魅力だ。ケータイ好きなら間違いなく、余すところなくサービスを満喫できるはずだ(「緊急地震速報」に関しては、933SHは非対応になっている。2009年9月1日現在で対応しているのは831Nのみ)。
いずれにしても、いまのケータイの最高峰であるだけに、隅から隅まで遊べて、楽しめるモデルに仕上がっている。
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