島田佳奈の恋愛コラム

恋人と夫婦の“決定的な違い”とは? 3度の結婚で筆者がたどり着いた、「幸せな夫婦」のカタチ

ただ一人のパートナーと一生一緒にいられるのは、奇跡ほど素晴らしいこと。だからといって、失敗したくないからと結婚に躊躇するのはもったいないし、辛い結婚生活を我慢するのはもってのほか。2度の離婚と再婚で学んだ筆者が指南します。※画像:PIXTA

島田 佳奈

島田 佳奈

恋愛 ガイド

作家/女豹ライター。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SE等多彩な経歴ののち、作家に転身。『人のオトコを奪る方法』『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』『女豹本!』『アラフォー独女の生きる道』他著作多数。Web、雑誌、TV等メディアを問わず活動中。

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幸せな結婚生活のカタチは人ぞれぞれ(画像:PIXTA)
幸せな結婚生活のカタチは人ぞれぞれ(画像:PIXTA)

筆者は20代に1回目の結婚と離婚を経験し、30代に2回目の結婚(事実婚)をしたものの40代で解消し、のち50歳で再婚しました。

目次

筆者が結婚と離婚を繰り返してしまった敗因の1つは「恋愛と結婚をイコールにしたい」というこだわりでした。あげく「恋愛感情がなくなったら終わり」で離婚してしまったことは、今思えば時期尚早でした。

カップルの数だけ結婚のカタチがあっていい

「恋愛の延長」として結婚することは、決して間違いではありません。人生は長いようで短い。理想のパートナーに巡り合うまで独身を貫いていたら、適齢期を過ぎてしまうかもしれません。理想はともかく「愛している人」をパートナーにできれば、多少の欠点は愛情で許容し、楽しい結婚生活を送れる可能性は十分にあります。

恋愛は非日常ですが、結婚は日常です。日々の暮らしにパートナーという他人が加わり、そして家族を築いていくのが「人間としての営み」です。ぶっちゃけたことを言えば、そこに恋愛感情は必要ではありません。むしろお見合いのように、互いの条件が合致したパートナーと生活するうちに愛情が芽生えていく方が、結婚生活としてはうまくいくような気がします。

そんな結婚には王道のスタイルこそありますが、必ずしもそれが正解とは限りません。夫婦それぞれが「この生活が心地よい」と思えれば、どんな形式やスタイルもその夫婦にとって最適解になると筆者は考えます。

極端なことを言えば、同性同士や一夫多妻や一妻多夫でさえ、その当事者同士がベストだと思えれば正解なのではないでしょうか。

夫婦は「戦友」であり「親友」である

結婚相手を選ぶとき、多くの人は「好き」という感情を重視します。もちろん好きであることは大切です。でも長い結婚生活を考えるなら、それだけでは足りません。

人生には、予想もしないできごとが次々と起こります。ある程度予想のつく人生のイベントさえも、想像を凌駕(りょうが)するレベルのアクシデントに遭遇することがあります。

仕事の悩み、子育て、親の介護、お金の問題、病気や老い……それらが現実に襲ってきた場合、結婚はロマンのかけらもない「生活」に突入し、配偶者は同じ方向を向いて歩く「戦友」へとシフトチェンジする羽目になります。

人生のステージにおいてさまざまな問題が起きたとき。「あなたのせい」と責め合う関係になってしまったら、夫婦は破綻します。「どうやって一緒に乗り越えようか」と考えられる夫婦には、戦友のような絆が生まれます。

対して何もトラブルなく平和なとき、どんなくだらない話も気兼ねなくできて、一緒にいると肩の力が抜ける夫婦は「親友」へと進化します。

筆者は今の夫と再婚してから、夫婦に必要なのは恋愛感情の「好き」以上に「この人となら夫婦というチームでうまくやってゆける」という信頼感ではないかと思うようになりました。人生という長い旅路をともに歩く相手だからこそ、戦友であり親友でもある関係こそがベストではないでしょうか。

恋人は好きでなくなったら別れる。夫婦は嫌いになるまで別れない

恋人と夫婦の違いを一言で語るなら「別れ方」ではないかと筆者は考えます。

夫婦間の「好き」の温度は、長い年月の中で必ず変化します。若い頃のようなドキドキが永遠に続くわけではありません。むしろ続かないのが自然です。

しかし昔の筆者同様、多くの若者は、恋愛の「好き」を結婚生活でも求めます。だから「昔ほど好きじゃなくなったのかも」と不安になったり「愛情が冷めたのでは」と悩んだりします。

恋人時代の愛情が炎だとしたら、夫婦の愛情は囲炉裏の炭火のようなもの。派手には燃えませんが、長く温かさを保ち続けます。

結婚生活において大事なのは「好きかどうか」よりも「一緒にいて嫌ではないか」。そして相手に対する敬意が失われなければ、夫婦はいい関係を長く続けていくことができます。反対に、軽蔑や嫌悪感が積み重なってしまったら、一緒にいるのは苦痛になってしまいます。

嫌いになったり嫌われたりしない方法は、とてもシンプル。日々の小さな思いやりや感謝、それらの愛情を伝え続けること。「好き」を怠けてはいけないのです。

他の夫婦と比べない。家族は替えの利かない「唯一の存在」だから

SNSを開けば、幸せそうな夫婦がたくさん目に入ります。旅行先で撮った笑顔の写真や、すてきな記念日の投稿を見るたびに「私もあんな夫婦でいたい」とうらやむ人もいるかもしれません。

うらやましがるのは自由。でも夫婦関係は比べるものではありません。

それぞれの家庭には、それぞれの歴史があります。外から見れば理想的な夫婦でも、実際には悩みを抱えているかもしれません。逆に、互いの不満を言い合うような夫婦でも、深い信頼で結ばれていることもあります。

大切なのは、他人の家庭の物差しではなく、自分たちの物差しで幸せを測ること。

あなたにとっての幸せな結婚のカタチと、パートナーにとってのそれは、もしかしたら違うかもしれません。その擦り合わせは、結婚生活という時間を重ねていくうちに、自然とできあがっていくものです。

夫婦は全て唯一の組み合わせ。二人の幸せは、その夫婦にしか作れません。結婚生活を続け夫婦としての年輪を重ねるほど、それは唯一無二の存在へと進化するでしょう。

私たちは、幸せになるために結婚するのです。結婚生活において本当に大事なこととは、縁があって結婚したパートナーと一緒に築く「生活」そのもの。

家族で食卓を囲み、おいしいものを食べているとき。

そんな日々の中でじんわりと「幸せ」を感じられるのです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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