生粉打ち三色そば
「三色盛りそば」と「御前二色そば」
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そばの実を石臼で挽くと、最初に出てくるのが一番粉、そばの中心部のある白いさらさらした粉。でんぷん質が多く、そば打ちにとって最も繋がらないそば。更科そばとも御前そばともいい、香りは劣るが、甘みも、歯ごたえが良く、上品な味だ。
二番粉のそばは、白濁色をしている中層粉のそば。でんぷん質と蛋白質を含み、味も香りもバランスのとれた食感のそばだ。
三番粉のそばは、最も黒い色をした外層粉を使ったそば。蛋白質と繊維質を多く含み、そばの香りも最も豊であるが、舌触りはゴワゴワとした野趣のとんだ食感のそばだ。
店主考案の発芽そば
あこがれの「発芽そば切り」!そばの香りの豊かさとともに、もちもちっとした従来のそばに無い食感が何とも言えないそばの旨みをひきだしていた。単品でも\1500もするが、是非試してみたいおすすめの逸品である。店で食べてみるのが良いが、おお西のサイトで、発芽そばの通信販売を行っているので、利用されると良い。
《更科そば》:江戸時代信州で生まれたそばが、更級郡出身の『布屋太兵衛』が江戸で、領主保科家の下で絹織物などを扱った『布屋』が、そばも打ち、麻布永坂に『信州更科蕎麦処布屋太兵衛』の看板を看板を掲げた事がはじまりとか。
同じ有名なそばや『藪』のような屋号で無く、更科(更級と保科から二字をとって命名)そばの名前の方が広まったのだとか。
《関連サイト》:
・手打百藝 おお西
・総本家 永坂更科 布屋太兵衛
・制作:04/06/20
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