昨年から他の銀行では高金利の定期預金が次々と登場しており、「ゆうちょ銀行もそろそろ金利が上がるのでは?」と注目していた方も多いのではないでしょうか。
今回は、あらためて「定期貯金とはどんな商品か?」をおさらいしながら、20万円、50万円、100万円を預けた場合に将来どれくらい利息がつくのかも分かりやすく紹介します。
ゆうちょ銀行の定期貯金とは?
定期貯金は、あらかじめ「この期間は動かさない」と決めて預け入れることで、通常貯金よりも有利な金利が適用される仕組みです。【選べる期間】
1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年の8種類から選べます。
【預入金額】
1000円以上(1000円単位)
【金利の仕組み】
預入期間によって計算方法が変わります。3年未満は元本に対してのみ利息がつく「単利」で利息が計算されます。3年以上になると、半年の利息が元本に組み込まれ、その合計にまた利息がつく「半年複利」で利息を計算します。
【中途解約の注意】
満期前にお金を引き出すことは可能ですが、そのときは低めの「預入期間内払戻金利」が適用されるため注意が必要です。
参照:ゆうちょ銀行「定期貯金」
2月9日からの金利改定!上昇幅をチェック
今回の改定では、全ての期間で金利が大きく引き上げられました。・1カ月、3カ月、6カ月:0.225%→0.375%(+0.15%)
・1年:0.275%→0.4%(+0.125%)
・2年:0.3%→0.5%(+0.2%)
・3年:0.35%→0.6%(+0.25%)
・4年:0.375%→0.65%(+0.275%)
・5年:0.4%→0.7%(+0.3%)
3年以上の預け入れであれば「半年複利」の恩恵も受けられるため、中期的に資金を寝かせておく場所として、有力な選択肢となったことが分かります。
参照:貯金金利の引き上げのお知らせ ゆうちょ銀行
定期貯金に20万円、50万円、100万円を預けてみたら?
2026年2月9日からの金利を適用して、20万円、50万円、100万円を3年・5年預けた場合の利息を比べてみましょう。なお、利息からは一律20.315%の税金が引かれます。以下の利息額は、全て税引後(受け取り金額)となっています。【20万円】
・3年:金利0.6%・半年複利……約2891円
・5年:金利0.7%・半年複利……約5667円
【50万円】
・3年:金利0.6%・半年複利……約7226円
・5年:金利0.7%・半年複利……約1万4168円
【100万円】
・3年:金利0.6%・半年複利……約1万4452円
・5年:金利0.7%・半年複利……約2万8334円
元本が大きくなるほど、また期間が長くなるほど、今回の金利引き上げと「半年複利」の恩恵を実感できる結果となっています。
現在、メガバンクやゆうちょ銀行の通常貯金(普通預金)の金利は年0.3%(2026年2月改定)です。ゆうちょ銀行の定期貯金の金利は、通常貯金(普通預金)と比べても2倍以上と大きな差があります。
もし、当面使う予定のないまとまった資金を普通預金に置いたままにしているなら、定期貯金へ預け替えを検討してみてはどうでしょう。金利上昇局面では、こうしたひと手間が将来受け取る利息の差として家計にじわりと効いてくるでしょう。








