大事な試験や面接は緊張するもの。「抗不安薬」を服用する効果と注意点とは?
ただし、抗不安薬にはメリットとデメリットがあります。正しく理解して使い分けることが肝心です。注意点も含めて分かりやすく解説します。
抗不安薬とはそもそもどのような薬か……脳を「あえて」スローダウンさせる作用
一般的に「抗不安薬」として処方されるのは、主に「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれるカテゴリの治療薬です。この薬の基本となる薬理作用は、「中枢神経の抑制」です。簡単に言えば、脳の過剰な興奮を抑え、機能をあえてスローダウンさせることで心の緊張を和らげることができます。不安でパニックになりそうなときに、心強い味方となるのが抗不安薬と言えるでしょう。
面接前の抗不安薬は? 過度な身体症状が予想されるなら、頓服での使用を検討
例えば、面接を受ける際に以下のような「はっきりした困りごと」が予想される場合は、筆者であれば必要なときだけ服用する「頓服」を検討します。- 緊張で心臓の動悸が止まらなくなる
- 滝のような汗が噴き出してくる
- 頭が真っ白になり、言葉が全く出てこなくなる
筆記試験前の抗不安薬は? 「頭が回らなくなる」というリスクがあるため要注意!
一方で、高い集中力を要する筆記試験などの場合、抗不安薬の服用は、筆者はおすすめしません。抗不安薬は中枢神経を抑制するため、不安が和らぐのと引き換えに、「頭の回転が鈍くなる」という副作用が出る可能性があるからです。試験問題を読んでいる最中に強い眠気に襲われたり、ケアレスミスが増えたりして、本来の実力を発揮できなくなる恐れがあります。
また、意外な落とし穴として「筋弛緩作用(筋力の低下)」にも注意が必要です。足元がふらついて階段で転倒するといった、身体的な事故のリスクもゼロではありません。







