メガバンクや地方銀行などで普通預金の金利が「年0.4%」に見直されています。ゆうちょ銀行でも、一般的な銀行の普通預金にあたる「通常貯金」の金利が、2026年8月10日(月)から「年0.4%」に引き上げられます。
通常貯金は、日々の生活を支えるメイン口座です。「利息よりも引き出しやすさが一番」という声がある一方で、物価上昇が続く今、「少しでも有利な金利で預けたい」と考える方もいるでしょう。
そこで今回は、利便性の高いゆうちょ銀行と、高金利の普通預金を提供するネット銀行を比較し、100万円を1年間預けた場合に、手元に残る利息がどれほど違うのか見てみましょう。

ゆうちょ銀行の通常貯金に100万円を1年預けたら?
まずは、金利改定後に受け取れる利息を確認してみましょう。なお、利息には一律20.315%の税金がかかります。
【通常貯金:100万円を1年間預けた場合】
・2026年8月10日から:金利0.4%……約3188円(税引き後)
※上記は、金利・残高が1年間変わらなかった場合の単純計算です。
かつての超低金利時代と比べると、普通預金で年間3000円を超える利息が受け取れるようになったことは、大きな変化といえるでしょう。
●ゆうちょ銀行の強みは「圧倒的な使い勝手」
ゆうちょ銀行の通常貯金は、いわば私たちの生活を支える「おサイフ代わり」の口座です。利息以上に注目すべきは、その圧倒的なネットワークと利便性です。
全国津々浦々に店舗やATMが網羅されているため、転勤や旅行先でも「お金が下ろせない」という不安がありません。また、郵便局やゆうちょ銀行内に設置されたATMなら、曜日や時間帯を問わず入出金手数料が無料。無駄なコストが抑えられるのもうれしいですね。
さらに、給与・年金の受け取りや、さまざまな公共料金の引き落としといった決済機能もあり、日々の生活口座として安定感があります。
参照:ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げ」
ネット銀行・高金利の普通預金に100万円を1年間預けたら?
ゆうちょ銀行には高い利便性がありますが、「少しでも利息を増やしたい」と考えるなら、高金利の普通預金を提供する銀行も選択肢になります。
ここでは、2026年8月時点で高い金利を提供している銀行を紹介します。なお、利息には一律20.315%の税金がかかります。
●あおぞら銀行BANK支店
あおぞら銀行BANK支店では、2026年7月1日から普通預金金利を年1.0%へ引き上げています。ただし、年1.0%が適用されるのは100万円までで、それを超える部分は年0.65%となります。
【普通預金に100万円を1年間預けた場合】
・2026年8月時点:金利1.0%……約7969円(税引き後)
※上記は、金利・残高が1年間変わらなかった場合の単純計算です。
ゆうちょ銀行の通常貯金と比べると、受け取れる利息は約2.5倍になります。普通預金としては国内最高水準の金利といえるでしょう。
●島根銀行スマートフォン支店「しまホ!」
島根銀行スマートフォン支店「しまホ!」では、2026年8月時点で普通預金金利は年0.8%となっています。
【普通預金に100万円を1年間預けた場合】
・2026年8月時点:金利0.8%……約6375円(税引き後)
※上記は、金利・残高が1年間変わらなかった場合の単純計算です。
「しまホ!」は、あおぞら銀行BANK支店のように100万円までという上限がなく、預入残高全体に年0.8%の金利が適用されます。
金利差を活かした「お金の置き場所」の見直し
ゆうちょ銀行の通常貯金が年0.4%へ引き上げられたことで、以前よりも多くの利息を受け取れるようになりました。100万円を預けた場合の利息は約3188円。これだけでも、かつての超低金利時代と比べれば十分大きな変化といえるでしょう。
一方、高金利の普通預金では、同じ100万円でも約6000~8000円の利息を受け取ることができ、その差は最大約2.5倍になります。
日々の生活で使うお金は利便性を重視してゆうちょ銀行へ、生活防衛費や当面使う予定のない資金は高金利の普通預金へ。このように、お金の目的に応じて預け先を分けることも1つの方法です。金利差が広がる今だからこそ、この機会に「お金の置き場所」を見直してみましょう。







