ラッキー7はやはり人気
2025年11月15日に終了した第37回銀座コインオークションで、渋沢栄一の一万円札が10万円(手数料込みで11万6500円)で落札されました。この紙幣の記番号は「AD777777MB」、数字部分がすべて同じな“ゾロ目紙幣”です。番号はすべて7。「ラッキー7」といわれるようにやはりゾロ目の7は人気があります。紙幣収集家でなくとも、もし入手できるなら欲しいと思う人は多いのではないでしょうか。
7のほかにゾロ目で特に人気が高いのは「8」です。8は「末広がり」を意識してのことだと考えられます。このほか、「1」のゾロ目も高値になることがあります。一方で、ゾロ目でもさほど高値になりにくいのは「4」「2」といった数字です。実際に同オークションでも出品されましたが、渋沢栄一の一万円札の4のゾロ目は6万2000円、2のゾロ目は6万5000円と、どれも7のゾロ目よりは低い価格で落札されました。
紙幣の数字を見るクセをつけよう
お年玉だけではなく、まとまったお金が必要で両替をしたり、ATMからお金をおろしたりするときは、これからはぜひ数字部分を見るクセをつけてみましょう。一万円札だけではありません。千円札も五千円札もゾロ目は高値となります。お釣りでもらったらまさかのゾロ目だったという偶然もあり得るかもしれません。なお、旧紙幣では発行枚数が多かったこともあり、新紙幣に比べるとゾロ目紙幣の価値はそこまで高くならないかもしれません。また、新紙幣も今後大量に出回っていけば価格も落ち着いてくるのではないかと思われます。
発見したらオークションに出品するもよし、縁起物として飾るもよし。もちろんお年玉として贈るのもいいでしょう。紙幣を単純にお金と見るだけではない楽しみ方もぜひ試してみてはいかがでしょうか。
<参考>
第37回銀座コインオークション Lot番号:505 渋沢栄一10000円 2桁 AD777777MB 令和6年~(2024~) | UNC
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