今回は、玄関の臭いの正体と今日から実践できる解決策を、家事アドバイザーの視点で詳しくお伝えします。
玄関が臭う家の「3つの特徴」と原因
玄関の臭いの原因は、単に「掃除不足」だけではありません。まずは、なぜ臭いが発生するのか、その主な原因をご紹介します。1. 「靴の水分と汚れ」が放置されている
玄関の臭いの最大の原因は、靴に染み込んだ「汗」と「皮脂」、そして外から持ち込んだ「泥汚れ」です。足の裏は1日でコップ1杯分の汗をかくといわれており、脱いだばかりの靴は非常に湿度が高い状態。この湿気と体温が雑菌(バクテリア)を繁殖させ、あの特有の酸っぱい臭いを生み出します。
2. 下駄箱の「空気」が滞っている
下駄箱は密閉性が高く、家の中でも特に空気が循環しにくい場所です。水分を含んだ靴をすぐに下駄箱に入れてしまうと中の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。玄関が臭う家の多くは、下駄箱の中に「古い靴」や「湿った靴」がぎっしり詰まっており、カビ臭が充満しているのが特徴です。
3. 玄関タイルの「目地」に汚れが蓄積している
意外と見落としがちなのが玄関の床(タイル)です。泥や砂ぼこり、あるいは雨の日の水滴がタイルの目地(すき間)に入り込み、そこで雑菌が繁殖します。特にタバコを吸う家庭やペットがいる家庭では、壁紙や床に臭いが染み付いていることも少なくありません。
玄関の臭いをリセットする「即効対策」
原因が分かったら、次は具体的な対策です。消臭剤を置く前に、まずは「臭いの元」を断つことが重要です。・靴の「24時間放置法」 脱いだ靴をすぐに下駄箱に入れるのは厳禁です。最低でも24時間は玄関のたたきに出して乾燥させてから収納しましょう。湿気がひどい場合は、丸めた新聞紙を中に入れると吸湿・消臭効果が高まります。
・下駄箱の「換気と間引き」
週に一度は下駄箱の扉を全開にして、扇風機の風を当てるなどして空気を入れ替えましょう。また、履かなくなった靴を処分すると棚の空間に「ゆとり」ができ、空気の通り道が生まれ、臭いがこもりにくくなります。
・タイルの「重曹拭き」
玄関タイルは、ほうきで掃くだけでは不十分な場合があります。玄関の床(タイル)が濡らしていい素材の場合は、バケツの水に重曹を大さじ2杯ほど溶かし、雑巾で拭き掃除をします。重曹には酸性の臭い(足の臭いなど)を中和する効果と、吸湿効果があります。仕上げに乾拭きをすると、雑菌の繁殖を抑えられますよ。
おすすめの「消臭&防臭術」
掃除が終わった後の仕上げとして、心地いい香りの玄関を作るためのコツです。市販の芳香剤は、玄関の嫌な臭いと混ざると逆効果になることがあります。まずは「無香料の消臭」を優先しましょう。・竹炭
強力な吸着力で臭いと湿気を取ってくれます。見た目もおしゃれなので玄関のインテリアになじみます。
・重曹アロマ
小瓶に重曹を入れ、お好みの精油(アロマオイル)を数滴垂らすだけで、オリジナルの消臭芳香剤になります。
傘立ての「水気」を甘く見ない
濡れた傘を玄関内にそのまま置いておくと、玄関全体の湿度が跳ね上がります。濡れた傘は外でしっかり水気を切り、可能であれば屋外で乾かしてから家の中へ。これだけで玄関のカビ臭さを大幅に軽減できます。今回ご紹介したように、玄関の臭い対策において最も大切なキーワードは「乾燥」です。 どれだけ高い消臭スプレーを使っても、元となる水分があれば菌はすぐに増殖します。
・靴を乾かしてからしまう
・下駄箱の空気を入れ替える
・タイルの水分を残さない
この3点を意識するだけで、あなたの家の玄関は驚くほど爽やかになります。
「家の顔」である玄関が整うと、住む人の気持ちも晴れやかになり、運気も上がるといわれています。まずは今日の帰宅時、脱いだ靴を一晩「出しっぱなし」にして乾かすことから始めてみませんか?








