まるで“SiriにNGワードを言うと、何か危険なことが起こる”かのようにも見えますが、実際にSiriに“NGワード”は存在するのでしょうか。
Siriに「言ってはいけない言葉」はある?
結論から言うと、Siriに「言ってはいけない言葉」はありません。Appleが公式にNGワードを設定している事実はなく、特定のワードを言ってiPhoneが壊れたり、危険な動作をしたりすることはないです。ただし、暴力的・差別的な内容など不適切な質問を投げ掛けた場合には、Siriが回答を控えたり、やんわりと注意する返答をしたりする仕様になっています。
なぜ検索サジェストに「言ってはいけない言葉」が出てくるのか?
実際、ネット検索でこのようなワードが広まった理由を考えると、次のようなものが挙げられます。■1. 都市伝説やネット上のジョークが拡散した
「Siriに○○を言うと怖い回答が返ってくる」という怪談めいた投稿がSNSや掲示板で広まり、まとめサイトなどでは「危険ワード」として扱われることもありました。
■2. “塩対応”をネタにしたコンテンツが増加
攻撃的な内容や道徳的に問題のあるワードで話し掛けると、Siriは会話をそらしたり、やんわり注意したりする返事をします。この対応を、一部のネットユーザーが「言ってはいけない言葉」として面白がって話題にしました。
■3. 映画のオマージュやウィットに富んだ返しが話題に
例えば、『ハリー・ポッター』に登場する呪文や、ジブリ作品の『天空の城ラピュタ』に登場する呪文など、特定の作品で使われた言葉を使って話し掛けると、Siriはその作品に関連したユニークな返事をしてくれます。このような「Appleの遊び心」が注目されて、拡散されました。
実際に存在する“Siriの隠しコマンド”
言ってはいけない言葉はありませんが、ユーザーが楽しめる「隠しコマンド」のような言葉は数多く存在します。ここでは代表的な例を紹介していきます。なお、同じ言葉を使っても、全く同じ回答が返ってくるわけではありません。回答にバリエーションがありますので、ぜひご自身でも試してみてください。
■ OK Google
別の音声アシスタントを呼び掛けると「ちょっと違いますけど……まぁどのアシスタントも有能だから、対抗意識はないよ」と、ユーモアある返答が返ってきます。
■ バルス
有名な滅びの呪文を唱えると「目が! 目が! ……私には目がありませんでした」とノリツッコミをしてくれます。
■ ルーモス
「ルーモス」は、『ハリー・ポッター』シリーズで登場する魔法の呪文で、杖に光を灯します。これになぞらえて、Siriに「ルーモス」と言うとフラッシュライトを点灯させてくれます。
ユニークな回答の数は減少
以前までは返してくれた「ちょっと面白おかしい回答」ですが、最近は対応しなくなったものも多くあります。例えば「ゾルタクスゼイアン」「イライザ」などは代表的な隠しコマンドでしたが、今では反応しなくなってしまいました。特にChatGPTとの連携ができるようになったことで「質問のうち、Siriに関わるもの以外」については、ChatGPTに回答を委ねるようになっているようです。
今回私は「ラップして」や「彼氏いる?」「Siriが怖いよ」など17のコマンドを実際に試してみて、Siriから面白い回答がたくさん返ってきました。ご自身でもぜひ試してみてくださいね。









