
マダンは首都ポート・モレスビーから国内線で約1時間。インドネシアのイリアンジャヤと接しているニューギニア島の北東、ビスマルク海(太平洋)に面しています。複雑に入り組んだ海岸線が続き、沖には大小の島々が点在。内海は鏡のように面ピタ、海から内陸を眺めれば、中腹に雲を抱いた山脈が控え、穏やかな景色が広がっています。

500以上の少数民族からなるパプア・ニューギニアは、山の民、川の民、海の民からなる多民族国家。その中で、マダンは海の民。ビルビル村で見たシンシンと呼ばれる踊り(語源はsing singからきているとか)の装束には、貝殻などが多用されていました。


バラクーダはカラダをゆっくり回転させると、同じように回転してサークルに!その中心にいると、360度がバラクーダ。かなり荘厳な眺めでした。その脇でマダラやホオスジなどのタルミ系がボーッと群れを組み、カンムリブダイがガリガリとサンゴをかじり。
20m以浅でアオマスクやスミレナガハナダイ、10種を数えるクマノミ、浅瀬ではフリソデエビにピグミーシードラゴン、珍魚がうようよ。はじめてイナズマヤッコも見ました。
どのポイントもユメユメイロモドキやタカサゴが色鮮やかで、サンゴもがんばっている。ここマダンのダイビングスポットは、リーフの切れ目・パッセージをドリフトするのが基本スタイル。中性浮力が取れれば、初心者からOKだそうです。ちなみに、ここで紹介している水中写真は、一緒だった高砂淳二さんの作品です。今回の旅は、月刊ダイビングワールド6月号(5月10日発売)で紹介されます。
●ツアーに関して
PNGジャパン
TEL03-5226-7731
FAX03-5226-7669
●現地ホテル

MADANG RESORT HOTEL
TEL〈675〉852‐2655
FAX〈675〉852‐3325
※日本人スタッフあり、ダイビングサービス併設

JAIS ABEN RESORT
TEL〈675〉852‐3311
FAX〈675〉852-3560
※日本人スタッフあり、ダイビングサービス併設