Q:夫65歳・妻61歳です。妻がパートで年収170万円ほどあり、4年間だけ厚生年金に加入する予定です。将来の夫婦の年金にどのくらいプラスになりますか?
「夫65歳・妻61歳です。妻がパートで年収170万円ほどの収入があり、4年間だけ厚生年金に加入できる見込みです。将来、夫婦の年金はどのくらい増えるのでしょうか?」(征二さん)
妻が厚生年金に加入すると年金はいくら増える?(画像:PIXTA)
A:妻が4年間厚生年金に加入すると、妻の老齢厚生年金が年額約3万9045円(1カ月当たり約3254円)増えます
今回は、相談者・征二さんの妻(61歳)が、パート年収170万円(月額約14万1000円・賞与なし)で、厚生年金に4年間(48カ月)加入した場合に、将来どのくらい妻自身の老齢厚生年金が増えるかを試算してみます。※経過的加算は考慮せず●計算式(※従前額保障で、2003年4月以降の計算式を使います)
2003年(平成15年)4月からの期間の平均標準報酬額(月給+賞与)×5.769/1000×2003年(平成15年)4月以降の厚生年金保険加入期間
●征二さんの妻(61歳)が働いたときに増える老齢厚生年金額
平均標準報酬額(月給+賞与)×5.769/1000×加入月数(48カ月)
=14万1000円×5.769/1000×48カ月
≒3万9045円(年額)
年額3万9045円は、月額にすると約3254円。
つまり、妻が4年間厚生年金に加入することで、将来的に受け取れる老齢厚生年金が毎月約3254円、年額約3万9045円増える計算になります。
夫婦全体としても、将来の年金受給額が年額約3万9000円プラスになる見込みです。短期間の加入でも確実に年金が増える点は、老後の安心につながるでしょう。
※専門家に取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)






